コード・ブルー 〜緊急救命の帰国外科医〜【 男主 】

第11話 ページ12

A「Also? Warum bist du nach Japan gekommen?(で?なんで日本に来た)」

ミレー「Ich kam, um meinen Lehrer zu sehen.(先生に会いに来た)」

A「Ich sagte dir, du sollst mit langen Reisen aufhören?(長旅は止めろと言ったろ?)」

ミレー「Weil ich etwas verpasst habe(だって寂しかったんですもの)」



飛び交う聞きなれない会話文に戸惑う白石
そんな白石を見てAが言った



A「あーごめんな白石
おい、そろそろ日本語話せ」

白石「え、日本語話せないんじゃ…」

A「仮にもドイツの日本学校で教鞭をとってる身だぞ？話せない方が可笑しい」

ミレー「……もう…久しぶりに会ったのに
こんにちは、ミレー・シェーンベルグ といいます」

白石「あ、私は白石惠です
この病院で医者をしています」

ミレー「……あなた八神先生とお付き合いしてるの？」

白石「はぁ！？え、いや！」

A「何言ってんだよ…」

ミレー「いや〜？
こんなに可愛いらしい女性なんですもの
先生が手を出してないわけが…」

A「おっさんかよ
出さねえっての！それにな、白石に俺は合わねえよ
俺よりもっと良い人がいるって」

白石「いや！先生はとっても素敵ですよ！
自分を減点評価しちゃダメです！」



予想以上に大きな声を出し白石をAとミレーが見つめる



白石「えっ…あっ…と…わ、私スタッフステーションに戻らないと！それじゃあ失礼します！」



そう言って白石は戻っていった



ミレー「…ふふっ…面白い人ね」

A「だろ？ここには面白い奴らばっかなんだ」

ミレー「先生に合った職場ね
あ、そうそう、ちょっとお話ししたい事があるんだけど…」

A「ん？なんだ」





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