第157話 ページ39
天井崩落後は
土砂や瓦礫で地下道は道を塞がれ、火花が飛び、地下水が多少ではあるが流れ出る
「ううっ...」
藤川の助けた子供は泣きながら帽子を手に取った
その近くには
瓦礫の下に埋まっている藤川が居る
・
・
だが、人生は往々にして予想を裏切る
光の指す出口にきっと答えはある
そう信じて進んでいたはずが
そのトンネル自体が突然崩れたら?
微かな光すら途絶え、俺たちは行き先を見失う
・
・
藍沢「うっ...大丈夫か?」
雪村「ゴホッゴホッ...」
藍沢「まずい、患部に瓦礫が入った
雪村、生食あるか?」
雪村「はい」
・
・
白石「何があったの?」
藍沢『天井がまた崩落した、地下道が完全に塞がってる
俺たちは大丈夫だが向こうの様子が分からない
うちのスタッフは無事か?』
白石「冴島さん、横峯先生、新海先生はここにいる
…千堂先生、緋山先生、藤川先生、名取先生聞こえたら応えて」
長めの沈黙の後、緋山の声が聞こえた
緋山『緋山、名取は無事』
白石「はぁ...」
緋山『でもまずい事になった』
白石「どうしたの?」
・
・
B地点
緋山「崩落で完全に塞がれた、身動き取れない」
名取「20cmぐらい隙間があります、人が通るのは無理ですね」
緋山「患者は34週の妊婦、重傷頭部患者で黒タグ
胎児は救命の可能性がある」
白石は確認が取れてる医者とナースをホワイトボードに書き込んでいく
緋山『妊婦の旦那さんは緑、それと消防隊員が1人黄色タグね』
白石「了解、救出急いでもらう」
白石 確認
千堂
藍沢 確認
緋山 確認
藤川
名取
横峯 確認
未だにAと藤川からの連絡が取れていない
白石が冴島を見ると冴島は心配そうな顔を隠せていない
地下の雪村も藍沢の顔を見るが確認の取れないAを心配しているのだろう、こちらも顔に出ている
白石「藤川先生、千堂先生?
2人とも聞こえる?聞こえてたら応答ください
藤川先生、千堂先生!」
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御子柴琥珀(プロフ) - あいかさん» くっ…!(泣) ありがとうございます…! 頑張ります!! (2017年10月14日 12時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 続きをまた、読みたいので、更新頑張って!!fight!! (2017年10月14日 12時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴琥珀(プロフ) - みっちゃんさん» 何ですと!?ありがとうございます! (2017年10月13日 20時) (レス) id: cd299cef51 (このIDを非表示/違反報告)
みっちゃん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!! (2017年10月13日 20時) (レス) id: 6cfcba334b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御子柴琥珀 | 作者ホームページ:http://kohaku mikosiba 0423
作成日時:2017年10月6日 19時