コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ37)

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第155話ページ37

B地点(蒔田中央駅から110m)
30代女性：妊娠34週／頭蓋骨骨折

妊婦が痙攣を起こしている

正朗「あっ...ひとみ！
大丈夫なんですか？大丈夫なんですか！？」

緋山「頭の損傷が酷い…
藍沢こっちに来られる？妊婦が頭部外傷で痙攣してる」

藍沢『無理だ、こっちも骨盤骨折でパッキング始めてる』

緋山「…分かった」

新海『新海です、今そっちに向かってます』

緋山「ありがとうございます
このままだと胎児も危ない、ジアゼパム入れて」

名取「はい」

正朗「ひとみ！...ひとみ！」

名取「落ち着いてください」

正朗「早く助けてくださいよ！ひとみ、ひとみ！」

名取が落ちつかせようとしても落ち着かない旦那さんを新海が後ろにどかした

新海「新生児キットです、念の為」

緋山「すみません」

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D地点(蒔田中央駅から140m)
20代女性：意識なし／胸に鉄筋の貫通

A「…出血が治らない…メスもらえますか」

救急隊「はい」

A「……左心室の裂け…大動脈の損傷もある…
瞳孔確認してもらっていいですか」

救急隊に目にペンライトを当ててもらい見る

A「瞳孔散大…対光反射無し……
残念ですが、この女性は諦めましょう
死亡確認と本部への連絡お願いします」

救急隊「はい」

救急隊「先生！次、この男性お願いします」

A「…分かりました！」

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救急隊「傷病者もう1人いるぞ！手を貸してくれ」

救急隊「はい、ごめんここでちょっと待っててね」

男の子「...」

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新海「脳脱してる」

新海は首を横に振った

レスキュー「よしっ動かせるぞ！いくぞ！」

村岡「よかった...ひとみ、これで運んでもらえるぞ」

緋山「村岡さん…
残念ですが、ひとみさんは助かりません
脳にかなり深刻なダメージを受けています
病院に運んで処置をしたとしても、回復は不可能です」

村岡「そんな...やっと出してもらったのに...そんな
ひとみ！おいっ！」

白石『新海先生こちら戻れますか？
頭部外傷で搬送待ちの患者がレベルダウンしました』

新海「すぐ行きます」

白石からの連絡を受け、新海は緋山の顔を見て、緋山は「大丈夫です」という気持ちで頷いた

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