コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ36)

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第154話～10章～ページ36

２次崩落発生の30分前

人はよく人生の苦難を長いトンネルに例える

光の指す出口を目指し
暗闇の中を進んでいくさまが人生と似ているからだろう

人はその道を進むために様々な準備をする

ある者は明かりを持ち

ある者は地図を用意し進む

光の先にある答えを求めて

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A地点(蒔田中央駅から100m)
30代男性：意識なし／骨盤骨折

藍沢「骨盤骨折だ、救出を待ってるが間に合わない
シーツラッピングした後にパッキングする」

雪村「分かりました」

藍沢「そっち引っ張ってくれ」

雪村「はい」

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C地点(蒔田中央駅から120m)
40代男性：左下肢不全断裂／血管損傷あり

藤川「分かります？
...意識なくなった喉頭鏡と挿管チューブ8.0ください」

救急隊「はい」

子供「ううっ...」

藤川「あそこにいる子この人の子供かな？
この人君のお父さん？」

泣き叫ぶ子供に問いかけると子供は首を横に振った

藤川「あっちょっ...すいません
あそこにいる子上に連れてってもらえますか？」

救急隊「あっ、はい」

近くを通りかかった別の救急隊員に頼んで上に子供を連れてってもらうよう指示する

子供「ううっ...」

救急隊が子供を担ぐと子供の帽子が落ちた

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蒔田中央駅

消防隊「こちらにお願いします！
あけてください、通してください！」

新海「頭部外傷の患者は何人ですか？」

白石「3人居ます
新海先生オペが入ってなくてよかった…赤タグエリアお願いします」

新海「分かりました」

消防隊長「白石先生！」

白石「はい！」

消防隊長「局所災害対応マニュアル通り翔北の先生に医療指揮をお願いします」

白石「…分かりました」

それから本部が駅中央に設置され
そこから白石が現場全体の指揮をとる事となった

白石「よろしくお願いします」

「「よろしくお願いします」」

白石「搬送資源
周辺医療機関の受け入れの可否と搬送時間の情報はここに
処置は必要最小限にして搬送を優先してください」

消防隊「「はい」」

白石「赤タグはDMATを中心に診療をお願いします」

DMAT「「はい」」

白石「黄色タグは浜岡記念病院の看護師を中心に」

看護師「「はい」」

白石「バイタルの変化に注意してください
お願いします」

「「お願いします」」

白石「状況報告お願いします」

「「はい」」

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