コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ25)

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第143話ページ25

優輔「僕が心臓の病気になって、お父さんは変わった
僕と同じ年くらいの子供が怪我したって聞くと詳しく調べたり
新聞の隅に載ってる子供の死亡記事を探したり...
お父さんは他の子供が死ぬのを待つようになった

今回移植しても、うまくいかなかったら？
また次の移植を待つ？

僕が死ねば、お父さんは元のお父さんに戻れる
僕が大好きなお父さんに戻れる...僕は移植を受けない」

橘の目をしっかり見て優輔は伝えた

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スタッフステーション

藤川「おっ、聞いた？
優輔くん移植受けられる事になったって」

藍沢「ああ、聞いた」

白石「よかったよね」

A「うん、ほんとによかった…長かった」

藤川「今日はホントいい日だな
患者は全員助かるし、ドナー見つかるし」

緋山「あのさ、私もちょっといい事あったの」

白石「なに～？」

緋山「周産期医療センターに戻ってほしいって言われたの、医局長として」

藤川「医局長！」

緋山「どう思う？」

白石「うん」

藤川「医局長っつっても、あれだろ？
雑用が多いだけのポジションだろ？」

緋山「正直驚いてる」

白石「...」

藤川「でも、いいな…
何とか長とか、何とかリーダーとか…！」

冴島「ちょっと！邪魔しない」

白石「そっか～...おめでとう」

緋山「いいの？」

白石「うん、当たり前でしょ？
緋山先生がやってきた事が認められたんだよ？
私達も嬉しい、おめでとう」

緋山「や～そっか、よかった
この日のためにフェロー鍛えておいて」

藤川「ふふっ…なに言ってんだよ～
お前が面倒見てたのは名取ぐらいだろ？
後2人まだ名前も覚えてねえじゃねえの？」

A「まさか～」

緋山「覚えてる、灰谷と横田」

A「…横峯だけど」

緋山「え、嘘」

白石「ふふっ…とにかく、こっちは大丈夫
みんな成長してくれてるし」

緋山「ありがとう」

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