コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ21)

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第140話ページ21

冴島「いつまでフライトドクターを続けるの？」

藤川「えっ？ちょ...何だよ突然」

冴島「今朝の灰谷先生見てちょっと怖くなった
事故で傷ついて立ち直れてない
みんな何があってもおかしくない
今度有毒ガスを吸って意識不明になるのはあなたかもしれない」

藤川「...」

冴島「ごめんなさい、忘れて」

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倉庫に横峯と雪村が行くと再び灰谷が居た

雪村「横峯先生の担当でしょ」

横峯「担当って...患者じゃないんだから」

雪村「今朝のフライトで
藤川先生に気づかれちゃったんだって
ヘッドセットの事」

横峯「私ヘリに一緒に乗ってないから状況分かんないもん
そっちが聞いてあげなよ」

雪村「いや...」

横峯「私だって嫌だよ」

灰谷「ごめん、1人にしといてほしい
ちゃんと考えたいんだ…
この先もフライトドクターを続けるかどうか」

雪村・横峯「！？」

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橘「うちって今、貯金幾らある？

優輔はホントによく頑張ってる
死の恐怖を突き付けられての3年だ

大人だって、耐えるのは容易じゃない
体もそうだけど、これ以上心が持たない」

三井「海外での移植？私も同じ事考えてた」

橘「もう限界だ」

井上「橘！移植ネットワークから連絡が入った
14歳の脳死だ、両親も臓器提供を了承している」

井上が走って来た

橘「順位は？」

井上「…リストのトップは優輔くんだ
よく頑張ったな」

橘「ありがとう井上、お前のおかげだ…！
あいつがここまで持ったのは」

井上「いいから急げ
1時間以内に移植受け入れの返事をしなきゃならない
優輔君に伝えてこい」

人生を左右する1時間

それはいつだって、不意打ちで私たちに衝撃を与える

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