コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ15)

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第135話ページ15

藤川「えっ？毒蛇にかまれた？」

CS室でA、藤川、冴島、雪村、町田の4人がお茶会らしき物を開きながら話をしている

冴島「亡くなったのはクサリヘビの1種にかまれたのが原因じゃないかって」

雪村「出血性で、噛まれると粘膜のあちこちから出血して死んじゃうんだそうです」

A「えー毒ヘビ怖っ…見てこれ」

雪村から受け取ったクサリヘビの画像を見て藤川に渡す

藤川「うわっ気持ち悪っ」

町田「でも、うちのエリザベスは可愛いですよ？」

そう言って見せた町田の写真は
大きな蛇を首に巻く町田自身の写真
思わず他の4人は目を逸らして身を引く

町田「懐かれると首絞められちゃうから危ないんですけどね～ふふっ！」

藤川「じゃあ、町田さんはヘリ担当じゃなくて蛇担当だ！」

冴島「余計な事言わない！」

藤川「はい...」

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・

19:30
病院のコンビニ前

緒方「また、来ねえよ...7時って言ったのに...」

緋山「お待たせ
ねえ、ちょっとだけ頑張れる？
外で食べようよ、初デートでしょ？」

緒方「…おう」

初めて見る緋山の私服姿に目を奪われつつ返事をした

緋山「行こ」

緒方「ああ
何だよ、言ってくれたら俺だってもうちょっとまともな格好してきたのに」

緋山「ははっ…
う～ん...スタイルいいし意外といけてるかもね」

緒方「褒めんなよ…調子狂うだろ」

そして白石家

緋山「ただいま～はぁ...ただいまただいま」

白石「おかえりおかえり
どこ行ってたの？着替えまでして」

緋山「教えな～い」

白石「あっちょっと！せっかく片付けたのに...
引っ越しいつになったの？」

緋山「ああ、あれ？やめた」

白石「何で？」

緋山「何か、大家に引き留められちゃってさ
寂しいとか言っちゃって
何か…私に話を聞いてもらいたいらしいんだよね…
ビール持ってきてくれる？」

白石「は～い」

緋山「ふふっ！」

確かに医者には

休日に一緒に買い物や旅行に行くような友達はいない

緋山「んっ？綺麗になってる…

けれど

緋山「はっ？落ち着かない」

仲間はいる

決してなれ合いではなく、かといって敵でもない

緋山「早く持って来てよ」

「「乾杯」」

長い年月と体験の共有

成功体験はもちろん

辛い体験、悲しい体験

恥ずかしい部分も含めてお互いをさらけ出す

そんな時間を経て、初めて私たちは仲間になる

．