コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ14)

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第134話ページ14

バス停には帰ろうと私服で座る灰谷

灰谷「...」

横峯「今日は帰るの？」

そこに横峯もやって来た

灰谷「うん」

横峯「夜通し薬のチェックするのはやめたんだ？」

灰谷「自分が不安でやってただけだから」

横峯「そっか
悩んでるなら言ってよ、同期でしょ？

...前の病院にも同期はいたけど、全然違う
前はただ…
タメ口で話せたり面白い事あったら一緒に笑ったり」

灰谷「ここは？」

横峯「ここは、何かほら...同期！って感じ？」

灰谷「言い方の問題？」

横峯「違うよ！何か...うまく言えないんだよ…
辛い時は頼ってほしい

たまたま同じタイミングでここに来たってだけだけの関係だけど
現場での緊張とか
何もできない歯がゆさとか同じようにあじわってる

名取先生だってそう…
その気持ちが分かるのは私たちだけ、3人だけ」

灰谷「うん…」

・

・

藍沢が倉庫の通路を
首を抑えながら歩いていると
置いてあるストレッチャーで寝ている白石を見つけ
起こさないようにゆっくりと通り過ぎようとしたが
白石が勢いよく起き上がった

白石「わっ！」

藍沢「おっ！」

白石「何！？...はぁ…藍沢先生居たの…」

藍沢「こっちのセリフだ」

白石「いや...今日はもうどっと疲れが...」

藍沢「心配症な人間は大変だな」

白石「はぁ...何か落ち込むわ
何だかんだ…藍沢先生の方が指導医に向いてるのかもね
口は悪いけど」

藍沢「人なんか、所詮育てられない
俺は灰谷を信じたわけじゃない
ただ、周りがあれこれ言って萎縮させるより
好きなようにやらせた方がいいと思っただけだ」

白石「何かあれば
俺がどうにかしてるやるからって？
いつも、ハッとさせられるわ…あなたのやり方には」

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