コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ12)

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第132話ページ12

横峯「REBOA入れるのはどうかな？」

灰谷「子供に？まだ12歳だよ」

横峯「1番細いカテでいけない？」

藍沢『悪くない、やってみろ、迷ってる時間はない』

名取「…やるしかないか」

横峯「冴島さん
7フレンチの大動脈遮断バルーン用意してください」

冴島「はい」

灰谷「そんな、僕らだけじゃ無理だ」

横峯「今死ぬより良くない？
もう自分のせいで、誰かが死ぬのは嫌なんでしょ？」

灰谷「分かった」

横峯「拍動が触れない」

冴島「血圧下がってます、このままだとアレストに」

名取「俺にやらせてくれ、カットダウンしてみる
血管を露出させて、直接穿刺する…メスください」

冴島「はい」

名取「よし、インフレートしてくれ」

横峯「固定の準備する」

灰谷「10ccで入れてみる」

冴島「血圧100まで上がりました」

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初療を終え
Aと藍沢は急いでICUに向かった

A「どんな状況？」

灰谷「REBOAで遮断してから、5分経過してます」

藍沢「ここで止血しよう」

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A「どこから出てる？
脾臓を持ち上げてちゃんと見てみて」

名取「血圧は上方に限局してます」

藍沢「部分摘出でいく、子供だから脾臓は残せるだけ残す
A、もう少し引いてくれ」

A「分かった」

藍沢「名取、脾臓の縫合できるな？」

名取「はい」

藍沢「横峯、もう1方のプレジェントつけてくれ」

横峯「はい」

藍沢「灰谷、そっちに回ってAと代われ」

灰谷「はい」

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その後順調に手術を終え、一命を取り留めた

藍沢「どうだ？」

名取「安定してます」

藍沢「……よくやった」

「「！！」」

藍沢「灰谷は慎一くんの痛みの原因を注意深く観察した
だから異変に迅速に対応ができた

横峯のREBOAの発想は患者が助かる可能性を見いだした

名取はカットダウンのスキルがあった
REBOAの挿入に成功し、俺が来るまで命をつなぐ事ができた

お前たちは全員
動脈塞栓1つ満足にできない半人前だ
だが、3人揃う事で12歳の子供の命を救った

お前たちが駄目だと言ってるんじゃない...
救命はチームだと言ってるんだ」

そう言って隣の病人のカルテを確認する藍沢

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