コード・ブルー～ドクターヘリ緊急救命 No.4 ～ (ページ2)

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第122話ページ2

灰谷「おかしい」

慎一母「えっ、何かあるんですか？」

灰谷「何もない…」

慎一母「ちょっと、脅かさないでくださいよ！仮病なんですから」

慎一「違うよ…本当に痛いんだよ」

慎一母「先生、この子何かっちゃお腹痛いって
学校ずる休みしようとするんですよ～
だいたい、何で胸打ってお腹が痛いのよ」

慎一「両方痛いんだよ…」

灰谷「ごめんね、もう1回見せて」

冴島「胸開けますね」

灰谷「慎一くん
鉄棒から落ちて胸打ったのは昨日の午後だったよね？」

慎一「家に帰ってから急に痛くなって...痛っ！」

灰谷「やっぱりここも痛いんだよね
次はエコー検査もしましょう」

慎一母「いや、先生もういいですよ！
ホントすいませんでした、ほらどこも悪くないって」

灰谷「ちょっと待ってください...！！
ちょ...ちょっと待っててくださいね」

カーテンの向こうから藍沢とAの姿が見え
灰谷が藍沢とAの所に行く

灰谷「藍沢先生、千堂先生」

藍沢「何だ？」

灰谷「左側胸部を打った男の子なんですけど
腹部の軽い圧痛が気になって...」

A「画像とデータは見た？」

灰谷「何も異常ありませんでした」

A「何もないのねえ～」

灰谷「すいません...でも痛がってて...」

藍沢「ベッドの空きはあるのか？」

灰谷「えっ、はい」

藍沢「なら、1日病院で様子見ればいい」

灰谷「はい...お母さん！」

慎一母「はい？」

灰谷「入院しましょう！」

慎一母「入院！？」

・

・

リハビリテーション

奏「…」

天野奏はリハビリを始めた
オセロを白から黒へ
うまく動かせない手をゆっくりと動かしながら

藍沢「...」

後ろで藍沢が見守っていると
Aが奏に声をかける

A「奏ちゃん頑張ってるね」

奏「…千堂先生」

A「順調みたいだね」

奏「これのどこを見て順調って言えるの？
前はこんなの数秒で出来たのに…
今じゃ時間がかかってしょうがないよ」

A「…そうね」

奏「ねぇ先生？
私の手術の時途中で助けに行った患者さん、今どうしてるの？」

A「まだ入院してる、でも明日には退院する予定だよ」

奏「藍沢先生の方は？」

藍沢「退院した…仕事に復帰してる」

奏「何やってる人？」

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