コード・ブルー 〜 ドクターヘリ緊急救命 No.1 〜

第14話 ページ15

緋山「ねぇ、ちょっと、聞いてんの？」

白石「何度も同じ事言わないで
1日2日泊めるだけならまだ我慢できるけど一月とか絶対無理だから！」

緋山「その違い全然わかんないんだけど」

白石「緋山先生にはわかんないよ」

緋山「じゃあ、藍沢とAの方は？聞いたの？」

白石「断られた
藍沢先生の方はトロント大のレジデントだって
Aは今担当してる患者さんが居るからって」


藤川「心外も朝からオペやってたしな」

緋山「てか、何でA心外行ったの？」

白石「誘われたんだって
ほら、あの子心臓とか循環器系詳しかったでしょ？」

緋山「心外は人手足りてんでしょ…
でもさ、今は担当の患者がいるんでしょ？
その患者が退院したらどうなのよ？」

藤川「少なからず戻ってくる可能性はある…かもな〜」

白石「こっちはこっちでやろう、私がフェロー鍛えて戦力にするから」

緋山「白石も変わんないね
一人で背負わない方がいいよICU見てくるわ」


その後、緋山はエレベーターに乗って
ICUに行こうとした



緋山「あ、お疲れさまです」

三井「お疲れ・・・緋山」



エレベーターのドアが開いたと思えば
中には三井が何かの封筒を持ってもたれ掛かっていた




緋山「人が足りないっておっしゃってましたよね？
三井先生がいなくなったら
私が来たところで今の救命の状況は変わらないですよね」

三井「ごめん……」

緋山「それだけですか……理由を教えてください」

三井「ごめんなさい」



それだけ行って
三井は降りて行った






次の日





白石「翔北救命センターです」

『共同指令センターよりドクターヘリ要請です
かずさ七夕祭りで山車が横転、民家に突っ込みました
負傷者多数です』

白石「多数ってどのくらいですか？」

『現場の消防からは7〜8名と報告を受けていますが正確な情報はまだです、混乱しているようです』

白石「分かりました、出動します」



町田「ドクターヘリエンジンスタート、ドクターヘリエンジンスタート」




白石「緋山先生もお願い」

緋山「オッケ」




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