161「一緒に戦おう！」 ページ20
「……少し遊んでやるか」
九尾の言葉に困惑するさなか、相手側のベンチから、サカマキさん(名前覚えた！)のそんなつぶやきが聞こえた。
……まだ何かある……？
その直後、反対側の岩場から、唸るような何かの声が聞こえた。
ﾄｰﾌﾞ「あれは……デスホーン！」
トーブの言葉に目を向ければ、確かにロックスターの住処を襲ったトリケラトプスの姿が。
ﾌｪｲ「ぐあっ」
しかもこのタイミングでフェイが相手のチャージを受けて、地面に倒れ込んでいた。しかもしかもそこを目指してデスホーンが突っ込んでいく。
A「フェイ！」
どうしよう、あんなのに踏まれでもしたら、無事じゃすまない。
九尾、今でもないの？君の言うその時は、今ですらないの？
『……まだ、待て』
A「でもっ」
ﾌｪｲ「うわああああ！」
天馬「フェイ、逃げて！」
もうデスホーンは、フェイの目の前にまで迫っていた。だめだ、間に合わない……！
だめ元で一歩踏み出した、その時。
ﾌｪｲ「ビッグ！」
なんとビッグが、デスホーンに噛みついていた。振り落とされても立ち上がって、必死に牙をむいている。
……ビッグが、フェイを守ろうとしている。
ﾌｪｲ「僕らの戦いを邪魔させまいとしている……。ビッグ、君は乗り越えたんだね。一人ぼっちになってしまった孤独を」
「一緒に戦おう！」と笑うフェイに応えるように、ビッグもひと鳴きして見せた。
.
試合再開。
ビッグの勇気に奮い立たされはしたものの、形勢の逆転は容易じゃない。
天馬くんも何か気の迷い(的なもの)があるようで、指示にキレがないし、プレーも動きが悪い。
A「天馬くん、右サイド空いてる！」
天馬「え、あ！はい！」
神童をみてため息をついてるあたり、自分のキャプテンとしての能力とか、大方その辺りが悩みの種なんだろう。
あたしキャプテンとかやったことないから、分かんないけどね。でも、キャプテンがすごい大変だってことは知ってる、シュウを見てたから。
ﾌｪｲ「くっ……また」
その間にもフェイがボールを奪われて、パーフェクト・カスケードはぐんぐん攻め上がっていく。
九尾はまだ何も言ってこない。
その時、フェイに駆け寄る影がひとつ。
菜花「フェイはやっぱり全力じゃない！ビッグにあんなこと言ってたけど、フェイ自身は本当に前に進めているの？化身アームドだってできるはずなのに、何故やらないの？」
……え、黄名子ちゃん、それ本当？
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haru(プロフ) - とても好きです。続きを楽しみにしてます！ (2018年12月14日 22時) (
レス) id: 50d52a8ffe (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - 柑橘系さん» コメントありがとうございます、返信遅くなりすみません……。ひええ、勿体無いお言葉です、ありがとうございます！！更新再開とはまだ断言できませんが、なるべく頑張りたいと思います。目指せ完結！！ (2018年3月9日 21時) (レス) id: 8cdc93238d (このIDを非表示/違反報告)
ぐれーとまっくすな手毬。(プロフ) - わたあめ☆さん» 返信遅くなりました！コメントありがとうございます。更新停止しておりましたが、とりあえず1話だけ更新ということで戻ってまいりました。とにかく完結させたいです、今後ともよろしくお願いいたします！ (2018年3月9日 21時) (レス) id: 8cdc93238d (このIDを非表示/違反報告)
柑橘系 - 一番最初から読ませていただきました！！すごく面白いし夢主ちゃん可愛いしで最高です！これからもこの小説を楽しみに生きていきます！頑張ってください！！！ (2017年6月22日 21時) (レス) id: 04654b2bed (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ☆ - 更新停止したんですかぁ〜。すきだったのにぃ〜。それでも、また戻って来ることを信じてます。頑張って下さい。 (2017年6月1日 6時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぐれーとまっくすな手毬。
| 作者ホームページ：＼(゜ロ＼)ココハドコ? (／ロ゜)／アタシハダアレ?
作成日時：2015年7月22日 13時
