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-二四頁目- 銀髪と赤髪 ページ24

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同時刻。
刀を持った少年、坂田銀時は例のアレを手元に、Aを探していた。




「 ( アイツ今日も来てねーし…。なんなんだよ、いつもしつこいくらいに松陽のとこに来てたのによぉ… ) 」




自分でもびっくりするくらい今日は素直になっていた。とにかくAの顔を見たい、会いたい、まだ教えてない遊びがあるんだ。


銀時には一つ思い当たる場所があった。河原だ。遊び慣れてない、またそんなに外に出ていないアイツがいるとしたら家か、河原だ。

まず好奇心がそこまで強くなければ、知らないところなんて一人で行こうとしない。




「 ( 家だったらどーしよ ) 」

「 おい 」

「 あ? 」




急に声をかけられた銀時は不良みたいに振り返る。
そこにいたのはいつの日かいおりにつっかかり返り討ちにされた、凛太郎だった。

赤髪に赤目。目は少しつり上がっており、背は銀時より少し高い。顔立ちも整っている。





「 貴様、これくらいの背の、黒髪を一つ結びにした女子(おなご)を見かけなかったか?正直に答えろ。嘘をつけば……分かっているな? 」




凛太郎は竹刀の先を銀時に向ける。銀時は顔色を変えずいつものような気だるげな目で凛太郎を見るだけ。




「 ( コイツ…何を考えてやがる。全く読めねェ… ) 」


「 ( 目玉焼き食いてぇな ) 」




この差はなんなのだろうか。









❁❁❁



太陽が一日で一番高い位置に昇った頃。

未だに竹刀を銀時に向けたままの凛太郎と微動だにしない銀時。何故かお互い動かなかったが先に言葉を発したのは凛太郎だった。





「 おい、なんとか言ったらどーだ 」

「 お前もなんで律儀に返答待ってんだよ 」




まったくその通りだと、凛太郎は思った。




「 ……… 」

「 ……… 」



















.




「 …おい貴様。これくらいの背の黒髪を一つ結びにした女子(おなご) を見かけなかったか?正直に答えろ。嘘をつけば……分かっているな?」


「空白開けて編集し直そうとすんな」



.

-二五頁目- 赤目と赤眼→←-二三頁目- ぼろぼろ



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**雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂) - わ、そうですよね、不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした…!!勿論です!これからも応援させていただきます! (2021年1月2日 14時) (レス) id: d23b4dd949 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - **雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂)さん» 初めまして!ありがとうございます。質問の件なのですがそれを言ってしまうとネタバレになってしまうので控えさせていただきます……(><)お答えできず申し訳ないです。それでもまだこの作品を読んでいただけるのなら幸いです (2021年1月2日 11時) (レス) id: 9fef19786d (このIDを非表示/違反報告)
**雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂) - 初めましてコメント失礼します!質問なんですが、弟くんはどうなるのですか? (2021年1月2日 3時) (レス) id: d23b4dd949 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - ポンポネッラさん» コメントありがとうございます!!そうですよね、神ですよ。あの3人組は!いつか高杉さんとヤクルコの話書きたいです← (2019年11月25日 15時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - あら!東雲さんと愉快な仲間たちの過去が覗けるなんて.......尊い(ぐへ) 個人的にショタ塾組は神だと思ってます。はい。 (2019年11月25日 4時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年11月4日 17時

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