-二十頁目- 神様は見ていない ページ20
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恐らく神様は公平に人類を見ていない。だって神様って木とか太陽とかに分かれているけれど、その中でも全体を見守る神様ってきっといると思う。
でも神様って万能じゃないんだ。
全てを見るなんてできっこない。だから誰かが苦しんで、誰かが楽してるんだ。
当たり前のようにご飯を食べている人もいれば毎日ゴミ箱を漁る人もいる。そんな風に平等じゃないんだ。
きっと、神様は私を見放している。いや、見れてないんだ。隅っこの、そのまた隅っこにいるから。
パンッ！！
「 ううっ！ 」
「 どうした、さっさと立たんか。貴様も“東雲家”の一族だろう 」
これを見るまでは。そんなこと、思いもしなかった。未だに神様なんて信じてたのかもしれない。
いおりはまた坂田銀時と吉田松陽の元へ行こうとした。もはや日課となっていた。しかし彼らもそこまでここに留まっているわけでもなく、もうあと一週間程度でここを出ていくらしい。
それを聞いたいおりは少しでも多くの時間を彼らと過ごしたかった。
今日はたしか、道場はお休みのはずだ。それなのに何故竹刀の打ち合う音が聞こえるのか。
昔から耳は良かった。一度聞いた音や声は忘れた事はなかったし、たとえ声帯模写をしたとしても、声変わりで声が変わったとしてもその人の声だと判断することが出来る。
音だって同じこと。
だから分かる。この声。
この元気っ子満載の少年の声に野太い男性の声。
「 な……何を、やって 」
「 っお姉ちゃん…？！ 」
ボロボロの傷だらけの痣だらけ。目なんて赤く腫れてる。
そんな、“弟”の姿があった。
弟の顔は絶望に染まっていて、いおりを見ると更に顔を青くさせる。
「 お父様……？何故、 」
「 コイツの方がお前より優秀だからだ。
お前はすぐに“言いつけ”を破る。その点お前の弟は“言いつけ”を破ったことがない。東雲家として恥じない立派な男になる。コイツはな！ 」
そう、高らかにいう
私のせいで……、でも優しい弟が傷つくのはおかしい。
「 お前はさっさとあの吉田松陽とやらの男の元へ行けばいいじゃないか 」
「 ！？ 」
何故父がそんなことを知っているのか、疑問に思ったいおりだが、すぐに気づいた。
この家には家政婦さん達がいるのだと。
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**雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂) - わ、そうですよね、不躾な質問をしてしまい申し訳ありませんでした…！！勿論です！これからも応援させていただきます！ (2021年1月2日 14時) (
レス) id: d23b4dd949 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - **雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂)さん» 初めまして！ありがとうございます。質問の件なのですがそれを言ってしまうとネタバレになってしまうので控えさせていただきます……(><)お答えできず申し訳ないです。それでもまだこの作品を読んでいただけるのなら幸いです (2021年1月2日 11時) (レス) id: 9fef19786d (このIDを非表示/違反報告)
**雪音**@テスト嫌だ(。´Д⊂) - 初めましてコメント失礼します！質問なんですが、弟くんはどうなるのですか？ (2021年1月2日 3時) (レス) id: d23b4dd949 (このIDを非表示/違反報告)
運動系引きこもり(プロフ) - ポンポネッラさん» コメントありがとうございます！！そうですよね、神ですよ。あの3人組は！いつか高杉さんとヤクルコの話書きたいです← (2019年11月25日 15時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ポンポネッラ(プロフ) - あら！東雲さんと愉快な仲間たちの過去が覗けるなんて.......尊い(ぐへ) 個人的にショタ塾組は神だと思ってます。はい。 (2019年11月25日 4時) (レス) id: 96af192ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：運動系引きこもり | 作成日時：2019年11月4日 17時
