第33訓 焼け野原と花畑と後光 ページ33
「神楽ちゃーんどこ行くんだァァ!」
ハシゴの上から新八が叫ぶ。「やめなさい!」という制止を聞かず今に旅立とうとする宇宙船に向かって。
「僕ら三人揃って万事屋だろォ!!
「僕一人じゃあの
それを真顔で見つめていたAが目を見開く。目にした光景はうねうねしてぬちゃぬちゃしてそうななにか。
それは一瞬で宇宙船の半分を下から覆われた。Aはすぐにでもあの船叩き斬って神楽ちゃん達を助けなければ、と背中に手を伸ばす……が、
「(……しまった。大剣、置いてきたんやった。)」
それもしょうがない。だって誰が姫様の
警報器が鳴るなか……、斬れるか、とAがそんな事を考えてるうちに「あああ"あ"あ"あ"!」と新八の叫び声が。
「(! 新八さん!)」
ぐにょぐにょは新八に迫っていた。Aは駆け出す。煙の中から新八と新八を押さえていた男達が落ちてくる。Aはなんとか全員拾い逃げてる人に新八以外預けた。
Aは新八を見ると気絶しているようだった。幸いケガはない。瓦礫の汚れが顔についてるだけだった。
ほ、と安堵するAだった。が、ぐにょぐにょ………えいりあんは止まらない。
迫ってくるえいりあんを
それっきりでえいりあんは襲ってこない。でも宇宙船がどんどん呑み込まれていった。
「お前、あの時の嬢ちゃんか。」
「……星海坊主さん。ご無事だったんですね。」
「なんで来た」と淡々に返す星海坊主。「さぁ?自分でもよく分かりません。気づいたら新八さんと居ました。」と返す。
星海坊主は「そうか。」とため息混じりに言った後、新八に起きるよう呼びかけた。
しばらくすると新八が目を覚ました。壁にもたれかかっており、どうしたものか、と覗き込むAとまだ呼びかけてる星海坊主。
そんな新八は焼け野原が見えた。
「…アレここは冥土ですか?花畑じゃなくて焼け野原が見える。」
「誰の頭が焼け野原?花畑行くか?永遠に花畑で楽しく暮らすか?」
「大丈夫?新八さん。」
「…アレ、なんだろう後光が見える。仏様ですか?」
第34訓 タイトルで感じる面白さもある→←第32訓 えいりあんあまんとにんげん
440人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
迷い猫 - 絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください! (2021年10月11日 7時) (レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ!!これからもよろしくお願いしますね!! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい!応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます!!そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね!(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年5月19日 22時