第29訓 子作りは計画的に ページ29
【星海坊主篇】
Aside
ある日の事。姫様に酢昆布を買ってきてほしいと頼まれたので現在駄菓子屋さんに行っています。
ついでに真選組に寄って書類をそのまま貰おうかな、とぼんや〜りと考えていたらなにやらドォンッ!と大きな音が。
…………何事や?
常日頃問題だらけのこのかぶき町に大きな音なんて大した事ないんだろうが、やっぱり気になるものは気になる。
「うぉわァァ!!なんだなんだ!?」「人間か!?」
人々の色んな声が入り交じりあう中、また建物が崩れる音がした。音がデカくなってきてるので場所は近いのだろう。
私が野次馬が出来てる所まで行くと聞き慣れた女の子の声とおじさんの声。
……てかここ駅じゃん。駄菓子屋って駅の反対じゃなかったっけ。
「大体嫁入り前の娘が知らない男と同棲なんて許されると思ってるのかァァ!!そういうところからできちゃった結婚とかただれた展開が始まっちゃうんだよ!!」
「私 そんなふしだらな女じゃないネ!!大体マミーはできちゃった結婚だったって言ってたネ!!それに銀ちゃんにはAがいるネ!!」
「(え待ってなんで私が出てきたんや?)」
「あのアマぁぁ 子どもになんて事しゃべってんだァァ!!つーかAって誰だよ!!」
「だからパピーにとやかく言われる筋合いはないネ!!Aはごっさ美人な私の友達ネ!!」
「(……親子喧嘩しながら褒められとる…?)」
友達って言ってくれて嬉しいけど、あれ神楽さんじゃないか。破壊活動をして何をしたいんだろう。(ちがう)
時々瓦礫が落ちてくるので人々は悲鳴を上げた。
私は近くの老人ご夫婦が居たものなので、瓦礫を受け止めて下に下ろした。
「ありがとう。」
「いや、おじいちゃん達は大丈夫?何か今大変な事になっとるらしいから、気ィつけや。」
シワだらけの顔で優しい笑顔を私に向けてくれたおばあちゃんとおじいちゃんはゆっくりありがとうと言ってくれた。
神楽さん達がいる方に目を向けるとなにやら話していた様子だった。
するとおじさんの方が神楽さんを殴った。
「ぶっ!!」
ガパン!!と音がしたと同時に神楽さんは飛ばされた。しかも飛ばした方向には親子が。
「(まずい)」
私は走り出すが間に合わない。……せめて虎並みに速かったら、とタラレバを思ってしまう。
すると、
「銀……ちゃん…」
神楽さんを受け止めたのは銀時だった。神楽ちゃんを少し乱暴に下ろすと、少し尖った目でけれど怠そうな雰囲気は変わらず言った。
「何やってんだてめーら。」
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迷い猫 - 絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵うま!!絵う((( 殴面白いです‼頑張ってください! (2021年10月11日 7時) (レス) @page1 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ライさん» お褒めに預かり光栄でございますっ!!これからもよろしくお願いしますね!! (2019年6月22日 23時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ!素敵な作品をありがとうございます。これからも更新頑張って下さい!応援しています。 (2019年6月21日 20時) (レス) id: 2ac506ad59 (このIDを非表示/違反報告)
miraiwalk8(プロフ) - ぽんさん» ありがとうございます!!そのような誉め言葉嬉しい限りです。これからも応援よろしくお願いしますね!(^-^) (2019年6月9日 5時) (レス) id: 711990e728 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん - 初めて拝見させて頂きました ! 文章もわかりやすく、とても読みやすいです。これから物語がどう展開していくか楽しみです ! 応援してます ! (2019年6月9日 0時) (レス) id: d2be23fc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:運動系引きこもり | 作成日時:2019年5月19日 22時