幕府のボディーガードさん【銀魂】

第18訓　事件は悪い奴が起こすんじゃない。はしゃいだ奴が起こすんだ ページ18

ハゲ頭さん…もとい原田さんというらしい。自分の立場と名前を言って近藤さんの居場所を教えてもらった。

というか、すぐ近くにおったんやな。(今さら気づく。)



「トシ。総悟の奴がウンコに行くっつったりぜんぜん戻って来んのたが。」


「あの野郎またサボってやがるな。」



おお、ホントにおった。なんで見つけられんかってんろ。

そしてなにやら下品な言葉も聞こえたが、銀魂なのでしょうがない。(メタイ)



「近藤さん」

「ん？おお！Aさん！どうしたんですか？」

「！テメェは…。」

「そちらもお久しぶりですね。姫様の時以来です。」

「……。つかテメなんでここに、」

「私の本職は将軍様の護衛ですから。」



彼は納得したように？黙り込んだ。

周りはガヤガヤと一般市民で溢れているので私も少し大きめの声を出した。


「近藤さん将軍様がたこ焼きを食べたいとおっしゃっているので、お駄賃あげますし買ってきてくれません？」


「あーそれなら
「それなら山崎にもう行かせた。」
そうそう！そうです！」



……いつの間に？いつの間にたこ焼きの情報が回ってきたのか、と疑問に思う。それに気づいた土方さんが「あまりにも遅ェからとっつぁんから連絡きた。」とのこと。


あの人キャバクラ行ってたんじゃ…、多分将軍様が待ちきれなかったんだな。すみません、将軍様。


すると、「副長ォォ 山崎ただいま帰りました！」と勢い良く走ってきた男がいた。……なるほど。あの人が山崎さん。あれ、あの時のお茶を持ってきた人や。



「おせーぞ！マヨネーズもちゃんと付けてもらったろーな！！」



山崎さんは「どうぞ！」とまた勢い良く元気に土方さんに白いパックを差し出した。……。山崎さん口に青のりついてないか？



「実は…慌ててたもんで途中スッ転んでしまって…。すみません。山崎退、一生の不覚。」

「そーか。俺は口元の青のりが一生の不覚だと思うがな。」



なにやら言い訳をする山崎さん。そしてボカドカ殴る土方さん。隣にはたこ焼きを頬張った。え、あ…食べた。



「(……そういや、もうすぐ始まるな…。カラクリ芸。)」


「そうカリカリすんなよトシ。今日はこれきっと何も起こらんぞ！ハメはずそーぜ！」


「何 寝ぼけた事言ってんだ！この会場のどこかに高杉のやつが潜んでいるかもしれねーんだぜ」



土方さんはどこかへ行った山崎さんをほったらかして、近藤さんの問いに答えた。


私は土方さんの言った言葉に少し反応してしまった。


……懐かしい名前やな、と。

第19訓　人の名前はちゃんと覚えなさい。タイトルと話の内容関係ないように見えるけど実はそうでもない→←第17訓　ものすごい勘違いにしたときの行動を後から友達とかに言われるとなんかちょっと恥ずかしい気持ちになるよね

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