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―ほのかsideー
靴もはかないまま雪の中を飛び出してからどれぐらいたったのだろう。
今頃きっと…皆は…考えるだけでも怖かった。
ふと街中の時計を見ると朝、家を飛び出してからもう既にお昼を過ぎようとしている。
寒くて…だけど帰るのは怖くて。。
人通りのない場所ばかりをあるいていた。でも体力的にも寒さにも負けてしまいよろけると誰かにぶつかった。
『…っ、ごめんなさい!』
Lee「ほのか!いた!」
『えっ!?なんで…』
私は逃げた。怖い。助けて!
でも足は氷のように冷たくてすぐにLeeに捕まった。
Lee「もー!なんで逃げるの?」
『だって…だって、Leeと星波、陽稀に未来は…!』
Lee「ヴァンパイア…っていいたいんでしょ?」
『えっ?』
Lee「笑 ったくもー。そんなわけないでしょ?それに…ほのか、靴もはかないまま飛び出したの?ほら、ここすわって?」
そういってLeeは冷たくなった足の先を暖めてくれたり、自分の来ていた服を着せてくれた。
しばらくすると未来、星波、陽稀に続いて望夢くん、碧も来てくれた。
Leeに対する恐怖心は少し溶けたものの、未来たちにはやっぱり少し怖い。
星波「ほのか!」
未来「こんな雪の中、しかも人通りのないところって…むちゃすんな!」
陽稀「ったく…心配しただろ?」
『心配…ってほんと?』
碧「ほのかちゃん?大丈夫だから。」
望夢「皆、必死だったんだよ?」
俺はまだほのかのそばに座ってずっと足をさすり続けて暖めていた。
立っている皆を見上げるほのかの顔は少し恐がってた。
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すみれ乃愛君推し - ほのみらさんの書き方好きです!内容もまとまっていてとても読みやすいです! (2018年7月13日 12時) (レス) id: 154c989863 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ乃愛君推し - 更新ありがとうございます!最近元気無かったけど、これ読んで元気出ました( *´艸)がんばってください!更新楽しみにしてます! (2018年7月9日 14時) (レス) id: 154c989863 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ乃愛君推し - 麗くんと海くんも出てくるんですね!(凄く嬉しいです( 〃▽〃)) 次の更新も楽しみです! (2018年6月8日 0時) (レス) id: 154c989863 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ乃愛君推し - 更新ありがとうございます!次の更新も楽しみです! (2018年6月5日 15時) (レス) id: 154c989863 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ乃愛君推し - 最近、更新してないようですが、大丈夫ですか。ほのみらさんのペースで書いていって下さい。楽しみです。 (2018年3月16日 19時) (レス) id: 154c989863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほのみら | 作成日時:2018年1月23日 23時