兄弟に愛されて…

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結局私は夜中に全然眠ることができずに朝を迎えた。

『おはよう。』

未来「ほのか、おはよう。パンかご飯かどっちがいい？」

『ごめん…いらない。』

乃愛「ほのかちゃん、食べないと体調こわすよ？」

麻琴「そうだよ？ほら、席に座ってっと。パン食べよっか。」

陽稀「俺のパン、今焼けたからほのか、先に食っていいぞ？」

私はうつ向いたままだった。けど皆はいつものように接してくれた。
優しくてあたたかくて…でもいつもより賑やかじゃないのは事実だった。

星波「おはよう、皆」

つばさ「おはよう、星波。」

星波「あ、ほのか。今日Lee以外のAXELLのメンバーは退院だから。異常なかったって。」

『Lee…は？』

星波「…それが、まだ意識が戻らないらしいんだ。だから、今日会いに行って顔見てこよ？」

陽稀「なにかLeeについて他にわかったことないの？」

星波「頭を強くぶつけたらしくて。それで意識不明の状態らしいんだ。
あと、トラックの運転手は居眠り運転だったらしい。」

未来「ったく、眠たいなら乗るなっつーの。」

麻琴「まぁまぁ、その人にもいろいろ事情があったんだよ。」

乃愛「あ！ほのかちゃん、パン焼けたよ？これ食べたらLeeさんのところにいこ？」

そう皆にいわれて私はなにも話すことのないままパンを食べた。

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