兄弟に愛されて…

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星波「はい、もしもし。大丈夫ですか？え…はい。はい、分かりました。
あの、ほのかも連れていっていいですか？はい。ありがとうございます。」

深刻そうな顔をした星波が私たちの方を見た。

麻琴「AXELLのマネージャー、なんだって？」

星波「ほのか、聞いてショックを受けるかもしれないけど。
Lee、意識不明の状態らしいんだ。」

『えっ…』

陽稀「病院は？」

星波「今、メンバー全員が行っててLee以外のメンバーはバスの前の方に座ったから首を痛めただけだったんだ。けどLeeは…」

『…きゃ。』

未来「え？」

『Leeのところに行かなきゃ！Leeが！Lee！が！』

陽稀「ほのか落ち着け！」

『落ち着いていられないよ！好きな人が重傷者、それに意識が不明なんて…
なんで皆はそんなに落ち着いていられるの！？』

未来「ほのか、そんなに騒いだってLeeはそんなほのかを見たくない。
それに、俺達だって焦ってるのは事実。けどな？そんなことしたってなにも変わらないだろ？」

乃愛「ほのかちゃん、大きく深呼吸して？大丈夫だから。」

私はただ泣くことしか出来なかった。
なんでなにもしてあげられないんだろう。

麻琴「今日は、様子を見て明日もしかしたらLeeの意識が戻るかもしれないから明日、病院に行こう。」

つばさ「そのほうがいいね。」

そういって皆は私を慰めたり落ちつかせたりしてくれた。

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