兄弟に愛されて…

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―Lee sideー
俺はほのかをおぶりながら未來くんたちより少し先に歩いていた。

Lee「ほのか？」

『ん？』

俺の背中から聞こえたくる声。でもまだ怖がってる感じの震えた声。守りたくなる。

Lee「教えてくれる？なんで怖いのか。」

『…うん。』

ほのかは決心したように話始めた。

『昨日の夜…、私、Leeと未来、陽稀に星波に襲われそうになって。なんだかいつもとは違う、豹変した四人で…
それに、陽稀が言ってた。
「俺らの正体なんか知らないで…」って。』

Lee「でもそれだけでなんでヴァンパイアってなるの？」

『星波が言ったから。「俺ら、吸血鬼だから」って…』

Lee「そっか。怖い思いさせちゃったね。ごめんね。」

『ううん。Leeは悪くないよ、それに未来たちも。私が勝手にそう思い込んでなっただけだから。』

Lee「ヴァンパイアの時の俺ってどんなんだったんだろ？」

『なんか、ほんとに変わってた。私に罰を与えないととか言ってた。』

Lee「うわー。俺、悪者じゃんw」

『悪者というかドS？』

Lee「言われてみればそうだね！でもほのか？」

『なに？』

Lee「もう、俺とはこんなにも話せるようになった。だから家についたら未来くんと陽くん、星波くんとも話してみて？」

『うん。分かった。』

Lee「俺も側にいてやるから。安心してな？」

『うん。』

そんなことをいっていると家にたどり着いた。

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