兄弟に愛されて… (ページ46)

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ｰほのかside-
私は健水とバスに乗って水族館に来た。

『久しぶりの水族館っ！』

健水「俺もやな。なら、入ろっか。」

『うんっ！』

そういって水族館を回った。
私の一番好きな動物はイルカ。だから、全部の場所を回った後、イルカの水槽の前でずっといた。
イルカはずっと水槽の前に立つ私の方に近づいてきてくれた。私はその可愛さに癒やされた。

健水「ほのかって、イルカに好かれるんだな。」

『ううん。動物は人間の心を読むことができるの。イルカはその中でも群れで行動するから相手の心なんか丸わかり。』

健水「そっか。」

『私ね、今辛いんだ。なんでかって聞かれると答えにくいけど。』

健水「ほのかが辛いからイルカはほのかの側に来てくれてるんやろ。きっとな。」

『そうなのかな。』

健水「きっとイルカはほのかに元気になってほしいんやで？俺もやけどな。」

『笑ありがとう』

それから、私たちはショップでお揃いのキーホルダー買ったりイルカのぬいぐるみ買ったりして思い出をつくった。

そして、健水は私の家の前まで送ってきてくれた。

健水「ほんなら、またな？また、あおな？」

『うんっ！今日はありがとね？』

健水「こちらこそやで？じゃあな？」

『健水っ！最後に…ぎゅーってして？』

健水「どうしたん？急に笑」

『健水と別れるとまた辛くなるから…』

健水「分かった。はい、ぎゅー。
ほのかはほのかなりにがんばれよ？」

『ありがとっ！元気出た。じゃあ、またね？』

健水「おん。おやすみ。」

そういって私は健水とわかれた。