兄弟に愛されて…

93 ページ43

私は今日作ったバレンタインのチョコを冷蔵庫に隠して２階へ上がろうとしたときに未来と星波、陽稀に玄関でバッタリ会ってしまった。

星波「ほのか、帰ってたんだ。」

陽稀「ただいま。」

私は今までのように笑顔ではいられなかった。

『お帰り…早かったね…』

星波「ほのかこそ、早かったな？」

未来は私の表情がいつもと違うことに気が付いたらしく私に近づいてきた。

未来「ほのか、元気ないけど何かあった？」

『何でもないよ。』

陽稀「なんで怒ってんの？俺たち、なんかした？」

私は許せなかった。
バレンタインに他の女の子と遊んでて自覚がないなんて…。

『何したかなんて…分かるでしょ…』

そういって私は自分の部屋で閉じこもった。

『私は…やっぱり必要とされてなかったんだ…』

私は健水にメールを打った。

『健水へ
明日、やっぱり私家の前で待ってるから。
そこに来て？お願い。』

するとすぐに健水から返信が来た。

健水「分かった。ほんなら明日朝8:00ぐらいでどうや？それでええ？」

『うん。ありがとね？』

健水「じゃあな？おやすみ。」

そういって健水とのメールも終わり、この日は一日未来たちと話さなかった。

94→←92

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す