兄弟に愛されて… (ページ30)

今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:31,969 hit

80 ページ30

-陽稀side-
星波が弾き飛ばされた後、ほのかが口を開いた。

『Lee、あれを。』

そういってほのかは執事に手を差し出した。
そしてその執事が出したものは拳銃だった。

陽稀「何をほのかにさせる気だ。」

Lee「当然のこと…帰ってくださらないのなら。」

ほのかは拳銃を俺らに向けた。
ほのかの目は赤く染まっていて不気味だった。
次の瞬間、ほのかはひきがねを引いた。

陽稀「ほのかやめろっ！」

拳銃の音と同時に俺は声をあげた。
もういなくなっちゃうかもしれないから。
でも目を開けるとほのかは呆然としていて未来が俺たちの前に立っていた。

でもよく見ると未来の左腕から血が流れだしていた。
どうやらかすり傷らしいがひどい怪我だった。

『はっ…私…』

未来「ほのか…迎えに…来たぞ…」

『私…なんで拳銃なんか…もしかして…』

気がつくと執事は消えていた。

陽稀「とにかく、未来の腕にタオルをっと。これで大丈夫。」

未来「ありがとう…」

星波「ほのか？大丈夫？」

ほのかは過呼吸気味だった。

『私…皆の事…拳銃で…ごめんなさい…』

陽稀「謝ることない。あの執事がほのかの事操ってたんだ。だからほのかは悪くないよ？」

星波「そうだよ。奇跡的に未来もかすり傷ですんだんだし。」

『ごめん…未来…私…私があの日捕まらなければこんな事に…』

未来「ほのか？もう大丈夫だから。ほら、帰ろ？」

そういって三人は私を励ましてくれた。

-----------------------------------
Leeくんと乃愛くんは今後、どうなるのでしょうか？
少し期待して待っててください‼

私もLeeくんと乃愛くんが好きなのでこれからどんどん更新していきます！