兄弟に愛されて… (ページ25)

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-星波side-
夕方になってもほのかは帰ってこなかった。

星波「ねぇ、ほのか遅くない？」

未来「確かにな。でも俺が二次受けたとき面接時間とったことあるからそれで遅いのかもな。」

星波「そっか。」

そんな話をしていると付けていたテレビに誘拐の事が流れていた。
しかもその場所はほのかの行き帰りに使う道、それに家の近くだということ。

陽稀「なぁ、これほのかじゃねぇよな。」

未来「まさかな。」

陽稀「俺、電話かけてみる！」

そういって陽稀はほのかに電話した。
でも、繋がらなかったみたいだった。

星波「繋がった？」

陽稀「いや、繋がらない。」

未来「もうすこし待って誘拐された人の詳細が分かってからにしよう。」

しかし、その後に出てきた目撃者の発言で一瞬にしてほのかとわかった。

目撃者「その女の子は10代で…あっ、制服を着ていました。誘拐される前に私の家の前を通りましたから休日なのになぜ制服か聞くと英検を受けていたみたいで。」

報道人「その他に特徴は？」

目撃者「髪の毛が長くて綺麗な黒髪でしたよ？あっ、制鞄に熊のキーホルダー着いていました。」

未来「まさか。信じられない。」

陽稀「これ、ほのかだな。」

星波「警察に言わなきゃ。」

そういって俺たちは警察に捜査の依頼をしに行った。すると警察はすぐに動いてくれた。
俺たちは俺たちなりにほのかを探し回った。