兄弟に愛されて… (ページ16)

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-未来sideｰ
インターホンが鳴ってから3分後、ほのかと陽稀が話を始めた。

陽稀「実は、昨日病院から帰ってきた頃、俺たちの実の父親と名乗る男性が家に来まして…
この家を一週間後に俺のものにすると言われまして。」

未来「なんでその人は急に現れたんだ？」

『分からない。陽稀は私たちの実のお母さんと私と陽稀でこの家を築いていきたいって言ったけど…急に怒りだして陽稀を殴ったの。』

星波「陽稀先輩は、大丈夫なんですか？」

『俺は大丈夫だけど、ほのかをこの家においていてもほのかが心配だから…
俺もあの人がいると生活できないと思ってあの家を出てきました。』

未来「そう言うことだったのか。」

『だから、お願い。未来と星波、私と陽稀をここで住まわせてほしいの。』

陽稀「あっ、でも。俺はほのかだけでも幸せになってもらいたいので。俺は大丈夫です。」

『何いってんの？陽稀。そんなこといってこれから…』

未来「いいよ。二人とも。」

陽稀「えっ？」

未来「四人の方が賑やかで楽しそうだし。」

星波「それに、ほのかさ陽稀先輩のこと好きでしょ？」

『なっ…//』

未来「バレバレ笑」

陽稀「俺もほのかから聞きました。未来先輩と星波くんが好きだって。」

『もうやめてよ//』

星波「照れてる笑」

未来「じゃあ、陽稀くんよろしく。」

陽稀「はい、宜しくお願いします。」

星波「陽稀先輩、俺のこと…もう呼び捨てにしてください。家族なんですから。」

陽稀「分かった。じゃあ、俺のことも呼び捨てでいいからね？星波笑
未来先輩も俺のこと呼び捨てにしてください。」

未来「分かった。じゃあ、俺のことも呼び捨てにして？陽稀。あと、敬語禁止笑」

陽稀「わかった。」

これから楽しい生活になりそう…
私はそう確信した。また一歩前進した気がした。