10話 ページ10
私のお母さんはとっても厳しい人だった。
私が小さい時に離婚して、シングルマザーとなった母が忙しそうにしていたのは今でも覚えているし、理解してきたつもり。
いつも頑張ってくれてる、私も手伝ってあげなくちゃ・・・いつもそんな事考えてた。
違和感を覚えたのは小学4年のとき。
お母さんに・・・彼氏ができた。
マ「ママね、彼氏ができたの。A。ちょっと紹介させてほしいんだけど・・・いい?」
別にこれが最初じゃなかった。
彼氏なんてもっと前にもできていたし、ちゃんとその都度報告もしてくれていた。
けど、一度も私がだめと断ったことはなかった。
だって私に断る権利なんてないから。
その時も断らなくて、笑顔でいいよといった。
そして、彼氏も同じ家に住み始めた。
お母さんが彼氏と別れた。
お酒に溺れて、自ら命を経とうとした。
私はどうすべきか分からなかった。
止めるべき?怒るべき?泣くべき?どうすべき?
たくさん考えたけど、結局は元カレが警察を呼んでくれて無事にことは収まった。
そこからかな。
私の非行が始まってしまったのは。
万引きをした。
お母さんからお金も盗んだ。
でもこれと言って満たされることはなく、時間が過ぎていった。
お母さんにバレて怒られても、別になんとも思わなかった。
だって、どうせわかってくれない。
私がどうこう言ったって・・・この人は聞いてくれない。
そして気づいたら児童養護施設にいた。
その時誓った。
私はあのときの自分を助けたい。
助けてあげなくちゃ・・・・と。
28人がお気に入り
「名探偵コナン」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
降谷くんの嫁(プロフ) - 電車の中で読んじゃった。゚(゚´ω`゚)゚。 (2月12日 18時) (レス) @page39 id: 477f3f4110 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 21時