28話 ページ28
目が覚めると、見慣れた天井がそこにはあった。
降「目が覚めたか。」
隣りにいるのは降谷さん。
「えっと・・・なんでここに?」
すると降谷さんは優しく私の頭を撫でて、答えた。
降「あのあと、安心したからかAは気を失って、怪我も治療して安定した僕は、Aと一緒に帰ってきたんだ。」
「あ、ありがとうございます。」
そこで気がついたのは、安室さんのときと口調が違うことだった。
素はこれだったんだ。
そう思うと、かなり嬉しくなった。
降「ご飯持ってくる。」
そう言って、部屋を出ていく降谷さんの後ろ姿はとてもしんどそうだった。
本当だったらまだ入院してるはずだったのに、私のせいで・・・。
心のなかでたくさん謝る。
降谷さんの作ったおかゆはとっても美味しくて、元気が出た。
「美味しいです。やっぱり上手ですね、料理。」
降「よかった。・・・幼なじみのおかげかな。」
あ、まただ。
たまに見せる、その寂しそうな顔。
この人はきっとまだ何かを抱えてる。
そう思いながらも、直接はやはり訊くことはできなかった。
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降谷くんの嫁(プロフ) - 電車の中で読んじゃった。゚(゚´ω`゚)゚。 (2月12日 18時) (レス) @page39 id: 477f3f4110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか | 作成日時:2023年11月13日 21時