運命の人に手が届かない

　２１話 ページ21

あのデートからもう少しで一ヶ月。

あれからお互い忙しくてあまり会えていない。

　鍵「早くこっち！」

仕事が忙しすぎる・・・。

今日は非番なのになぜか呼び出されて、他の人の仕事を手伝う羽目に・・・。

うぅ、ポアロに行きたい・・・。

そんなことを考えながら家出少年を探していると、どこかで聞いたことある声が聞こえた。

　？「はいはい、わかってますよ。それで？今度の任務は＿＿＿＿＿＿＿＿。」

　？「あら？貴方と任務は＿＿＿＿＿。」

女の人と・・・この声、安室さん？

声を辿ってみると、そこは路地裏だった。

何してるんだろ。

不思議に思って、少し顔をのぞかせると、そこにはいつもと少し雰囲気の違った安室さんときれいな女性がいた。

外国の人かな、すっごいきれい・・・。

思わず見つめる。

　？「じゃあね、バーボン」

　安「はい、また任務で。ベルモット」

あだ名だろうか。二人で呼び合っているその光景を目にして、少し、寂しく感じた。

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