運命の人に手が届かない (ページ15)

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　１５話ページ15

私だけかもしれないと少し期待をしていた。

帰り道危ないですから送っていきますよ。とか私だけに言ってくれている言葉かもと思っていた。

それが違かったのだとわかって・・・少し寂しく感じた。

安室さんはみんなに優しい人なんだ。

そう・・・わかってしまった。

　コ「・・・おねぇさんどうしたの？」

コナン君は優しく問いかけた。

「・・・なんでもないよ。」

いや、言えるわけがない。小学生にこんなこと言えるわけがない・・・。

そう深いため息をつくと安室さんは言った。

　安「じゃあ閉店まで待っていてください。車で送っていきますから・・・もちろんAさんもね。」

そう言われて思わずドキッとした。

私も・・・そっか、家一緒だし・・・。

それが理由となると少し寂しい気もしたが、やっぱり嬉しかった。

これは恋なんだろうか。

そう、また考える。

でも結局答えは出ずに帰宅の時間となった。

　蘭「じゃあまたね園子！安室さんもAさんも！」

　コ「おねぇさんまたね！園子ねぇちゃんも、安室さんもまたね！」

そう言って二人は探偵事務所に戻っていった。

・・・あ、コナン君になんで毛利探偵事務所にいるのか聞くの忘れた。

まぁ、また今度でいいか・・・。

　鈴「安室さんありがとう！Aさんもありがとうございました。」

「気をつけてくださいね〜〜〜〜〜！！！」

そう言って鈴木さんを送り届けてついに二人きり。とても緊張する。

先に沈黙を破ったのは安室さん。

　安「お仕事お疲れ様です。家に帰ったらすぐにお風呂入れますね。」

「ありがとうございます・・・。あのぅ・・・コナン君って毛利さんの家でお世話になっているんですか？」

とっても気になっていた質問・・・とりあえず安室さんに聞いてみることにした。

　安「はい。詳しくは知らないんですが・・・どうかされたんですか？」

「えっと・・・詳しくは言えないんですが、今日上司と訪問した家に工藤くんという子供が一人暮らししているという疑いがあったはずだったんですけど、コナン君とメガネを掛けた、う〜ん、沖矢さんだったかな？その人と会って、てっきりふたりとも工藤家に住んでいるのかなぁと・・・。」

すると急に空気が重くなった。とにかく安室さんの表情が険しい。え、なにか地雷踏んだ！？

そうやってあたふたしていると安室さんはにっこり(？)、

　安「へぇ・・・そうなんですね～元気でしたか？沖矢昴は・・・」

え、怖い！！！