運命の人に手が届かない (ページ13)

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　１３話ページ13

？「あれぇ〜お姉さんたちどうしたの？新一兄ちゃんになんか用？」

可愛らしい少年がニコニコしながら言った。

すると一緒についてきてくれていた鍵和田さんは言った。

「ここは工藤新一のお宅ですよね？なぜあなた達が？関係を伺っても良いでしょうか？」

すると眼鏡の男の人が口を開いた。

　沖「僕は沖矢昴と言います。この子はコナン君。私は新一くんのお父さんの知り合いで、ここに居候をさせてもらっています。コナン君は新一くんの親戚の子です。今、新一くんは留守にしていますが・・・なにかありましたか？」

「実は未成年が一人暮らしをしている件で一応家庭訪問といった形で来たんですけど・・・。」

　沖「あぁ。そのことなら安心してください。僕がいますので。大丈夫です。ちゃんと成人ですよ。新一くんは今、事件を追っていていつ帰ってくるかわからないんです・・・ちなみに外国の事件らしいですからしばらく帰ってこないでしょう。」

沖矢さんの言葉に思わず私はにっこり。

「そうですか。じゃあもう問題はなさそうですね。ありがとうございました。」

そう言って、私と鍵和田さんは警察署に戻り、報告書を書いた。

そして私は鈴木さんの自宅に向かった。

「で、やはりストーカー被害はなくならないと・・・。ちなみに、一緒に帰っている子はいます
か？」

　鈴「えぇ。えっと、あの毛利小五郎の娘、蘭って言う女の子と一緒に帰っているわ。蘭は空手やってるからすっごく強いの。だから大丈夫よ！！！」

そう言って笑っている鈴木さん・・・怖くないのかな？

やっぱり米花町の人ってすごい・・・。

思わず苦笑いを浮かべると、鈴木さんは思いついたように言った。

　鈴「あ、そうだわ！実際に蘭にも話を聞いてみましょ！なにかわかるかもだし・・・なんて言ってったって、毛利小五郎の娘だし、し・か・もあの高校生探偵工藤新一と幼馴染だからきっとなにか手がかりがつかめるわ！よし、じゃあ行くわよ、Aさん！！！」

そう言ってどこかに電話し始めた鈴木さんに私はやっぱり苦笑いを浮かべるのであった・・・。