１９７、苦い思い出 ページ7
翔「次は…っと、お腹すいてる？」
時計を見るとお昼を過ぎたところ。
ラテを飲んだだけだったけれど、お腹はすいていない。
そう伝えると、
翔「じゃ、次の予定が終わってからね。３時近くなるかもしれないけど、大丈夫？あ、オレは来る前に食べてるから気にしないで。Aちゃんの都合で大丈夫だから」
と確認してくれる。
「大丈夫」と答えると車を自宅の方向へ走らせた。途中で違う道へ進み、知らない町へ入っていく。
A「科学博物館？」
駐車場の入り口に書かれた文字を読み取る。
翔「そう。来たことない？」
A「科学には苦い思い出しかないの…テストの点数って意味でね」
そう苦笑いを浮かべると、翔くんも「確かに…オレも教科は苦手だったな」なんてつぶやく。
入り口の入場ゲートで「大人二人、プラネタリウムお願いします」といって目的を知る。
A「プラネタリウム…」
翔「うん。花火はもう無理だったから…同じ『空』で考えてみました。見たことある？」
A「…ない、かな。もう忘れちゃったけど、星の物語とか好きだった。彗星とか流星がニュースになったりすると気になるぐらいで…」
翔「じゃあ、これも『ハジメテ』もらいっ」
そういって笑うけど…
A「二人でする新しいことは全部『二人のハジメテ』になるよ？」
翔「あーっ、気づいてなかった」
二人で笑いあう。
チケットを係員に渡して席を探した。
日曜日ということもあり、子どもを連れた家族連れが多い。
開いていたシートに腰掛けて、正確には仰向けになって投影時間を待つ。
その間も翔くんとはずっと手を握っていた。
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あい(プロフ) - 黒衣さん» 黒衣ちゃ〜ん！ありがとう。いっぱいイチャつかせちゃった(笑)大学卒業の頃って変化が激しくて、いろいろ考えたり悩んだり夢を抱いたり… とっても素敵な時期だから挑戦してみたけど、難しかったぁ〜。私がお姉さんになりすぎてて大変さが増したよ(TT)緑の彼もがんばる (2019年6月27日 5時) (
レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ゆきままさん» ゆきままさん、ありがとうございます。気に入っていただけて嬉しいです♪実はハラハラドキドキな作品に憧れて、ぜひとも書きたいんですが…性に合わないのか、こういう感じになってます(笑) (2019年6月27日 5時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - Sakuraさん» Sakuraさん、ありがとうございます！みなさん、こっそりなんでコメントいただけると 喜んじゃいます(笑)それも嵌ってくださったなんて…顔ニヤけてます(*^-^*)次回作も頑張らねば！ (2019年6月27日 4時) (レス) id: 6cfe9042a6 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - うぅ…終わってしまった…寂しい…がしかし！完結おめでとうです！翔さんといっぱいイチャついたぜ！と思いながらスッキリした読後感の作品を読ませて下さり感謝いっぱいです！脳内で社会人になっても時々ケンカする2人を思いニヤつきつつ緑の彼も楽しみにしてます！ (2019年6月23日 5時) (レス) id: 2ed1ba99cc (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまま - 完結おめでとうございます！ほんわか心が温かくなる作品で、大好きでした！また次回作期待しております。 (2019年6月22日 10時) (レス) id: 6749c8d29b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい
| 作成日時：2019年5月25日 7時
