荒北靖友と遊び人 ��1 ページ26
その日俺は授業をサボって体育倉庫で昼寝をしていた。
かったりぃ〜しウゼェ先公の授業だったからな。
体育倉庫には、体操用のマットがあって
最近はそこでよく寝ている。
少し埃っぽいけど体育の授業のない時間なら忍び込めるし
我ながら良いサボり場所だ。
見つかったらまた別の場所でサボりゃいーし。
俺が静かに眠っていた時だった。
ドサッ
体に重みを感じた瞬間、大きな声が聞こえた。
「キャッ！！！！」
「な、なんだなんだ？！」
俺に覆い被さってきた一人の女。
「ンだよぉ！？気持ちよく寝てたのによぉ！ここは俺のサボり場所なンだよ！！」
先公じゃなく生徒だったので、堂々とサボってることを宣言する。
「私もここでサボろうと思ってたの。サボっていい？」
そう言ってそいつは電気を付けた。
あ、コイツ知ってるわ。
同じ3年の結城A。
なかなか美人だけど、遊び人だって噂がすごい。
何人もやったとか？俺もやらせてもらったー、とかよく耳にするし。
「一人なのかよ」
「そうだよ。言っておくけど授業サボってまで男と遊んでないからね。
今日はダルかっただーけ」
自分が遊び人だって自覚と、噂されてる意識はあンだな。
「俺、寝るから静かにしてろよ。俺が先に来たんだからナ！」
俺がそういうと、結城は俺の上に再び覆い被さった。
「な、何すンダヨ！！！」
「一緒に寝よっかなー」
なかなか綺麗なその顔を近づけられ
肌が触れると、流石に俺も動揺する。
「や、やめろよ！離れろ！」
「嫌なんだ。ちょっと傷つくなぁ〜」
「ち、ちげ、イヤとかそーゆーコトじゃねー…」
正直………まぁ……女には免疫がネェ。
こんな綺麗な顔した女とこんな至近距離になったこともネェ。
「荒北くんてヤンキーな割に結構ウブとか？」
チッ……顔が熱い。
照れてるなんて……ンなこと悟られてたまっか！
「ヤンキーじゃネェし！」
「じゃ元ヤン？」
「まぁそれは否定シネェけど…とにかく離れろよ」
俺は結城を突き飛ばしてしまった。
「キャッ！」
結城は勢い余って壁に頭をぶつけた。
「痛っ……」
「ワリィ、強すぎたな……」
俺が手を差しのべると
その手を強く引っ張った。
「んッ………？？！」
俺は手を引かれ体を引き寄せられ
キスされていた。
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みらい(プロフ) - bell☆さん» コメントありがとうございます(*´ー｀*)そういえば新開(隼人)さんの方はまだ書いてなかった！思い浮かんだら書いてみます☆ (2019年4月25日 21時) (
レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
bell☆(プロフ) - 色んなシチュでお話が読めてすごく楽しかったです！ 新開さん個人のお話も読んでみたいです(*^^)v (2019年4月18日 22時) (レス) id: 02603f117f (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - Fall ill appleさん» 福富さんのお話の台詞ですかね？笑ってもらえて嬉しい（？）です♪ (2018年9月21日 16時) (レス) id: d3f8aa2276 (このIDを非表示/違反報告)
Fall ill apple(プロフ) - 荒北さんの「やるじゃナーイ！！」に吹き出してしまった…。おネエみたいだったので(笑) すみません。 作品、面白いです！ (2018年9月18日 19時) (レス) id: c31f5fcd9e (このIDを非表示/違反報告)
みらい(プロフ) - 詠琉さん» コメントありがとうございます。悠人くんの話が一番自信がなかったので、そう言ってもらえて本当に嬉しいです！ (2018年3月11日 12時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらい | 作成日時：2018年1月15日 13時
