葉山翔太の弟、(色々と)頑張ります！2 【葉山翔太】

豆腐メンタル ページ45

尾崎浩司side



　俺が目黒駅にビリで着いてから数分。

　現在進行形で、雑誌のインタビューが行われるスタジオに皆で向かってるんだけど…


　『…(-"-)ｼﾞﾄｫ』


尾崎「いつまでその顔を続けるつもり？ww」←


　『だって尾崎さんが(この小説の展開的に)空気読まないから…』


尾崎「えぇっ…俺そんなに空気読めてないの…？」


　『ですよね？皆さん？』


　え！？ここで聞くの！？

　何か俺まで傷付くパターンじゃない？これ、←



佐藤「そうですねぇ…空気を読めない部分は(かなり)ありますけど、

　 (多分)20歳超えた、成人済み(なのかわからない)男性(いや、子供か？)ですし…www」


尾崎「佐藤さん、その()の中の言葉は何ですか？」←


佐藤「おや、つい本音が」←


尾崎「本音！！？今のが！？…何かもうメンタルが殺られた」←


　『山口さんはどうですか？』


　懲りないねぇ、葉山くん。

　どれだけ俺に対しての恨みがあるの？←



山口「別に…特に何も感じない」


　『…だそうですよ、尾崎さんwww』


尾崎「わかったから…もうやめてくれ…」



　ここまでの流れで、気付いた人いるんじゃない？

　俺、かなりの豆腐メンタルなの←


　つまり些細なことで傷付きやすい。

　ダサいよねwwwwwwww



河原「…小寺さん。尾崎さんってかなりの豆腐メンタルですよねwwwww」


小寺「いやそれよりも、ガラスのメンタルって言った方がカッコよくない？wwww」


河原「確かにwwwww」



　おい、そこの成人済み男性2人。

　聞こえてるぞ(-.-)



佐藤「お、着きました…？

　 (豆腐メンタルの)尾崎さん、ここで合ってますか？」


尾崎「だから、その()の中の言葉を今すぐ取り消してくださいって…

　 合ってますけど」←


　『じゃあ早速、入りましょう！！』


小寺「やべぇ、すっげぇ楽しみwwwwwテンション上がる〜！」


佐藤「小寺さん、ここ一応人はいなくても外ですから。

　 声のボリューム落としてください」


山口「…あの人はあのままでいいんですか」


　あ、山口さんが俺のことを哀れな目で見ている。

　
　『尾崎さん、ほら、行きますよ』


佐藤「仕方ありませんねぇ…尾崎さん、この仕事終わったらどこか飲みに行きましょう」


尾崎「え…？」


　飲みに、行く。

　飲みに行く。


　ノミニイク？←


尾崎「マジすか！？…よし、とっとと終わらせましょう」


　だって仕事が終わったら飲みに行けるんだもん！！


　俺は軽快な足取りでスタジオに入って行った。



――――――――


佐藤「必殺技を使いました」

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