story69〜目覚める"王"〜 ページ37
※流血表現有り(苦手な方はご注意)
メカクシ団団員の内既に二人が奴の手によって無力化されてしまった。
奴はシロの能力"目を醒ます"をこれでもかと駆使して、こちらにその毒牙を容赦なく立ててくる。
…何でも"願いを叶える為"だそうだが。
A「…佐久間…霧野…クソッ…」
コスモ「もう…やめてください…ｯ!! シロさんの力を…皆さんを傷付けるのに使わないでください…!!」
アタシが持つスマホの中でコスモが涙ながらにそう奴に訴える。
コスモは団員の中で一番シロを気にかけていた…だからこそ今のこの悲惨な光景を見るのは胸が痛むのだろう。
冴蛇「やめる？そんな訳無いだろう？まだ"願い"は叶えられていないんだ、それまで"繰り返し続けなけば"いけないんだよ!! この悲惨な運命を何度も!! そうする事で"主"の"願い"は叶えられる!!」
だがそれを嘲笑うように嗤う奴は泣き叫んだコスモを見据えながら、一旦アタシらから距離を置きそこから…ずっと手にしていた銃をこちらに向かって3発程連射した。
それは皮肉にも的確で…アフロディの腹部、南雲の右脚、涼野の左肩を貫いた。
三人が突然襲い来る激しい痛みに悲鳴漏らし、その場に崩れ落ちる。
地がゆっくりと紅に染まっていく光景にアタシは息を呑んだ。
A「アフロディ…南雲…涼野…!!」
冴蛇「まだまだ終わらねえよ!!」
奴はそう言って不気味に嗤うと、普段のシロそのものの笑みで再びこちらへと連射を開始する。
放たれた銃弾は凄まじい速度で鬼道、豪炎寺、不動、神童、緑川…そしてアタシの体を容赦なく貫いた。
A「あ…ぐｯ…!?」
コスモ「ご主人…ｯ!?皆さん…!?」
コスモの悲痛な叫びの中、アタシらはその痛みからそのまま地に崩れる。
血の紅がゆっくりと更にその濃度を深めていく。
風丸「あ…皆…」
ヒロト「ｯ…皆を傷付けた、お前は絶対に許さ___」
冴蛇「…何かほざいたか？」
ヒロトが声を上げようとしたその刹那、それは突如接近した奴によって妨害された。
奴は黒い笑みを浮かべたままで…ヒロトの首へと手を伸ばし掴んで体を浮かせた。
ヒロト「あ、がｯ…!?」
風丸「あ"ぁ…やめろ…やめてくれ…ｯ!」
冴蛇「おっと…ソイツは出来ねえ相談だなァ？」
そう言い嘲笑う奴は更に力を増して、ヒロトを苦しませていく。
ヒロトを救出に出向きたいが、痛みで体が動かない。
風丸「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
風丸の絶叫が響き渡った時、
そこには________"王"が佇んでいた。
memory70〜驚愕の事実判明〜→←story68〜絶望が牙を剥く〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊彩葉＊(プロフ) - 最終章についてですが、年が明けると同時に執筆開始していこうと思います〜！ (2021年12月25日 10時) (
レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - ユッキーさん» いえいえ〜！喜んでもらえて良かったです！！ (2021年11月3日 22時) (レス) @page40 id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - 氷浦貴利名君が出てきただと…!?僕の押しキャラーー!ヽ(=´▽`=)ﾉありがとうございますm(_ _)m (2021年11月3日 17時) (レス) @page17 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - さくらもち。さん» ｱｯｱｯありがとうございます…!!!お待たせしてしまって申し訳ない…!!これから更新頑張ります〜!!! (2021年8月23日 1時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。 - 復活おめでとうございますー！待ってました！！更新頑張って下さい！！応援しています！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：＊彩葉＊ | 作成日時：2021年8月22日 17時
