story66〜"目が冴える蛇"〜 ページ33
突如嫌に響くアタシら以外の声、それも以前どこかで聞いた事のある特徴的なあの声音。
そうだ…この妙にこちらの不安を煽る不気味な声音…これは風丸の家に行った時…氷浦の体を乗っ取り操っていた奴の声だった。
そう、あの"最悪"の元凶がここに存在していたのだ。
緑川「…何でｯ…またお前が…」
目を見開き口をパクパクとさせながら、緑川がとてつもなく震えた声で奴にそう告げる。
その調子だと奴の正体を知っているようだが…その真相はアタシには分からない。
ヒロト「…あれは…一体何者なんだ？」
A「アイツは…氷浦の体を乗っ取ってアタシらを襲ってきた奴だ…あの嫌な声…忘れる訳ない…」
そうか、ヒロト達は奴と面を合わせるのは初であったか。
奴の正体を知らない他のメカクシ団に、アタシは簡単にそう説明する。
その中の話題の被害者でもある氷浦は特に驚いていた、それはそのはずだろうが。
？「やっと来てくれたなァ？お前らが来るのを心待ちにしてたんだよ俺はァ！」
…その相変わらずこちらの不安を煽る声音をやけに響かせながら、そう叫ぶ奴にアタシは舌打ちしつつ睨みつける。
緑川「…!? おい待て…お前は"また繰り返す"つもりなのか!? 答えろ、"目が冴える蛇"!!!」
A「…"目が冴える蛇"…？」
おいその名前って…まさか…
コスモ「…元より存在していた目の能力の未だ見つかっていない三つの能力の内の一つ、"目が冴える"…!?」
やはりコスモが言った通りだったか…未だ見つかっていない"目を覚ます" "目をかける"…そして"目が冴える"…それが奴の正体だと言うのか。
冴蛇「…いかにも!!! 俺は"目が冴える蛇"。ある主の"願い"を叶える存在。 前はしくじったが、もうそんな事はしない。"願い"を叶える為にもまだまだやらなきゃいけないんでね？」
奴は意味のわかっていないアタシらを置いてけぼりにしつつそう一人語りをする。
主…願い…確かあの時もアタシに向けて言っていたか。…アタシには覚えがないが。
冴蛇「いやぁでも、"目に焼きつける蛇"がいるからそうそう上手くいかねえんじゃないかと思ったが…飛んで火に入る夏の虫とはまさにこの事!!!」
緑川「…黙れｯ!! 」
冴蛇「ああ、そうそう…何故俺がここに居るか、だっけか？クク、それはなァ…お前らに依頼したのはこの俺だからに決まってるだろォ？"アングィス"…外国語で"蛇"だ、そうちゃあんとヒントまで与えていたのに…まあこれがお前らの運命という事だろうなァ！」
story67〜最悪な悲劇〜→←story65〜研究施設の最深部〜
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム
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あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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＊彩葉＊(プロフ) - 最終章についてですが、年が明けると同時に執筆開始していこうと思います〜！ (2021年12月25日 10時) (
レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - ユッキーさん» いえいえ〜！喜んでもらえて良かったです！！ (2021年11月3日 22時) (レス) @page40 id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
ユッキー - 氷浦貴利名君が出てきただと…!?僕の押しキャラーー!ヽ(=´▽`=)ﾉありがとうございますm(_ _)m (2021年11月3日 17時) (レス) @page17 id: 81b38530d7 (このIDを非表示/違反報告)
＊彩葉＊(プロフ) - さくらもち。さん» ｱｯｱｯありがとうございます…!!!お待たせしてしまって申し訳ない…!!これから更新頑張ります〜!!! (2021年8月23日 1時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。 - 復活おめでとうございますー！待ってました！！更新頑張って下さい！！応援しています！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: be142694a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊彩葉＊ | 作成日時：2021年8月22日 17時
