【イナイレ】夏色デイズ. 【カゲプロパロ】 (ページ14)

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memory10～"目の能力"V3～ページ14

？3「次は俺だな」

後ろにしがみついている風丸を連れながら、髪を逆立てた銀髪の男が寄ってくる。

こうして見ると…風丸の保護者みたいに見える。

？3「俺はNo6豪炎寺修也、能力は『目をそらす』っていうやつだ」

A「『目をそらす』ってどんなのだ？」

豪炎寺「例えば……この本を見てくれ」

そう言うと、豪炎寺は一冊の本を手に取る。アタシは指示通りにその本を凝視する。

すると何故か本が見れなくなった。まるで視界から消されたように。

A「ん、本が見えなくなった……」

ふと顔を上げると、赤くなった豪炎寺の目が目に入った。

豪炎寺「俺の『目をそらす』は、対象のものを見れなくする。涼野の『目を隠す』と似ているが、俺は一つのものしか出来ない」

ふ～ん…アタシにはいつ使うべき能力だよとしか思えないのだが。

う～んと…誰にも見せたくないものがあった時とかか？

ん？それ親に秘蔵フォルダ見られないようにロックしている、アタシじゃね？←

とか思っちゃったりしてると、今度はドレットヘアーの男が名乗り始めた。

？4「今度は俺だな。俺はNo7鬼道有人、能力は『目を疑う』だ。どういう能力かは、今やってみせる」

鬼道と名乗った男は元から赤い目をさらに赤くすると、アタシの事を見つめてきた。

な、なんだよ？そんな目でアタシを見るな！！

鬼道「……夏空A、17歳。誕生日は8月15日」

A「へえ～成程な。見たものの情報を知れる……ってとこか」

鬼道「ああ。俺は見たものの情報だけではなく、情報の真偽なども知れるんだ」

A「ほお、情報収集には持ってこいの能力だな」

アタシがそう告げると、鬼道は「そうだな」と笑った。

だってさ、ネトゲでだって敵の情報収集は重要だしな。寧ろアタシが欲しいわ、その力。

？5「んじゃ～俺の番だな？俺No8不動明王。能力は『目に浮かぶ』っての」

なんだコイツ…独特な雰囲気醸し出してるけど。

アタシが警戒しながら少し睨んでいると、足元から奴の鳴き声が聞こえた。

猫「ミニャ～オ！！」

A「ギィヤアアアアアアアアアアッ！？」

全員「！？」

何で…何で…！？何でアタシの嫌いな猫がいんだよォ！？

とビビッていたら、気づけば忌々しい猫が姿を消していた。

は？どこ行きやがった…今からフルボッコにしようと←

不動「プクク……ｗｗこれが俺の力。幻を見せる事ができるんだよ」

A「テメェ……！」

コスモ(ご主人……猫苦手でしたもんね)