5話 嬉しくて最悪 ページ5
夜ご飯。
あー人参いっぱい食べなきゃという重い気持ちと
書記長、なんで私を振ったのという複雑な思いが重なりぐちゃぐちゃになりそう。
夕食の席に座れば、周りはガヤガヤしている。そして人参の山の料理が運ばれてきた。
『(詰んだ)』
と思えば、それはユリビエさんの席に置かれた。
ひとらんさんはにっこり笑っている。
怖いです。
オスマンさんも横でドン引きしていた。
するとひとらんさんは、席から立ち私の隣まで来た。
書記長がまだ来ていなく、そこの席に座って私に言った。
ht「人参嫌いなの知ってたよ、でも食べてくれるって言ってくれて嬉しかった。ありがとうね」
優しい声で、私につぶやく。
『いいえ、けど昔より食べれるようになって、美味しいですよ。』
2人でニコニコ笑う。後ろから聞こえた
tn「ひとらんどうしたんや。」
ht「あ、ごめん。どくねー」
席に戻って行った。
食事が始まる。
ユリビエは、何よこれ、という顔をしていた
すると書記長が、
tn「なぁ、wAあれなん、、」
人参の方を指さしながら言いかけた。
tn「ごめんなんでもない。」
そこからは私たちだけ無言で、時が止まっているようだった。
『』
それでも話しかけられなくて、ご飯だけが減っていった、1番最初に食べ終わってしまったのだ
『ごちそうさまでした。』
手を合わせて言う。
グルさんが気づいたのか、帰っていいぞ、と口パクで言ってくれた。
『(はい。)』
帰り際、書記長の肩を叩き小声で言う、誰にも聞こえないように。
『ユリビエさんと婚約したんですか。』と
すると、tn「せやな、一応」
と返ってきた。
『おめでとうございます、』
これしか言うことはなかった、私は頬につたっているあたたかいものを無視して彼に言ったのだ
すると書記長の手が伸びてきて、
tn「あんま泣くなや、」
優しい手つきの書記長、
あぁ、やっぱりずるいこの人はっと心の底から思う
このまま時が止まって欲しいとも思ったけど、
私は書記長の手を振り払って、歩いて帰った。
廊下の窓の前で立ち止まる、涙は止まらないけど
『そら、綺麗』
星が輝いていた
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くれぴと - 完結おめでとうございます。最近みつけて一気読みしたものです。とてもドキドキしておもしろい作品だったのでかなり読み終わるのが早く感じてしまいました笑最後夢主ちゃんハピエンでおわってよかったです！ (7月6日 22時) (
レス) id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
東城彩(プロフ) - すみません、え、23話ヤバすぎません？え？性格というかなんというか、言葉選びが刺さりました、、、応援してます、、、頑張ってください！ (2023年2月25日 17時) (レス) @page23 id: f1f6335713 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 紅ーーーーッ！桃瀬川紅めっちゃ好きですッ！！更新頑張ってください！ (2022年11月9日 21時) (レス) @page22 id: 5511dd41f6 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - こういう系(？)の小説読んだことなかったんですけど、凄く好きです…！！更新待ってます！ (2022年8月30日 16時) (レス) id: c36a6b3b63 (このIDを非表示/違反報告)
若草 翠 - めっちゃ泣きました､､､頑張れ主人公！作者様も更新無理せず頑張ってください！ (2022年8月7日 10時) (レス) @page22 id: 4cbe8909de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷｭﾗｽ2 x他2人 | 作成日時：2020年12月31日 0時
