【名探偵コナン】初めてを職場の上司で卒業したようで…？

21話 ページ21

『んん〜〜〜！！なにこれ美味しいｯ！』

降「口コミで良い評価なのは知ってたが、ここまでとは…隠し味に何か入れてそうだけどな……」

『ちょっとお酒とマヨネーズの味がしますけど……私の舌が可笑しいのかな…』

降「いや、アルコールは入ってるかな。ただマヨネーズの味は分からないな……」





いろいろな観光スポットを巡り終わった後、私たちは旅館に戻り部屋に運ばれた料理に手を付けていた。

多分、今まで食べてきた中で一番の味だと思う。
両親や、零さんの料理も凄く美味しいけど、旅先のご飯はいつもよりおいしく感じるのは何故なんだろう…。
やっぱり空間的な物にも影響しているのかな…





『零さんって、諸伏さんに料理教わったんですよね？』

降「唐突だな……学生だった頃にな。今では景よりうまいと思うぞ！」

『ほぇ〜…諸伏さんの料理食べてみたいな〜……』

降「それはだめ。」

『なんと』

降「僕以外の他の男の手料理を食べるのは禁止だ。特に景はな」

『制限された……一回もダメ…？』

降「食べた瞬間即効で全部吐かせて胃の中を空っぽにした後、僕の料理で胃の中を埋め尽くしてもいいならいいぞ。」

『それは怖いな。』

降「その後吐いても僕が全部受け止めるから安心して出してくれても構わない。」

『受け止められても困るのでやめてくださいね。やったら逆に吐かせる』

降「食わなければいい話だろ？Aの中に僕以外の存在を入れるなんて許さないから」





スッと腕が伸び、口元を撫でられる
口元に付いていた料理の欠片が零さんの口に運ばれる

この人……愛が異常に強すぎるんだよなぁｯ…！
でも嫌いになれなくてドキッて来るのは私が零さんを好き…だからなんだよなぁ………

なんだかんだ、ここまでの束縛旦那を変わらず好きな私も異常なのかもしれない

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