【名探偵コナン】オークションに潜入するとずっと連絡の取れなかった同期が出品されていた (ページ20)

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伊達さんと私ページ20

『へ〜……伊達さん彼女居てたんですね！』

伊「まあな。今度結婚式を挙げる予定でな。良ければAにも来て欲しいんだ」

『私が……ですか？』

伊「そっ。結婚式挙げる挙げるつって、俺が無理言って止めてもらってたんだ」

『ぇｯ…彼女さん楽しみにしてたんじゃ……』

伊「彼女も了承済み。ナタリーとA仲良かったんだぞー。まあ会ったことは無かったけどな」

『私が……』

伊「Aの行方が分からなくなって、そんな中式を挙げる事を俺が嫌がったんだ。

「すぐに見つけるから」って、普通。嫌がるだろ？会ったことも無い女を恋人が探していて。その女の為に式を待ってくれって」

『私だったら、物凄く…嫌です………』

伊「…………警察学校を卒業して2年経った頃、俺もナタリーに言ったんだよ。式を挙げよう…って…………でもそんな俺にあいつ言ったんだよ。」

「私はAさんにも来て欲しいな〜……初めて会う場所は特別な場所にしたいの。
それに、航にとって大事な人なんだよね。
それなら、私も同じ気持ちだよ。」

伊「ってな………だから、Aに来て欲しいんだ。記憶がなくても構わない。
"Aに" 会って欲しいんだ。頼む」

『そ、そんな顔あげてください…！！』

伊「Aが嫌なら構わない……だから…」

『…………嫌なわけないじゃないですか。だから顔上げてください伊達さん』

伊「A……」

『確かに私は今ゼロの状態から始まってますけど、過去がどうであれ……私は皆さんが大切な人だって思ってますよ。
そんな方の結婚式に顔を出さないわけがないじゃないですか。

逆にすみません……私のせいで彼女さんにもご迷惑かけたみたいで』

伊「迷惑だなんて……ｯ！！これは俺とナタリーで決めた事だ。寧ろありがとな。戻ってきてくれて」

『私こそ……信じて待っててくれてありがとうございます。伊達班長』

伊「えっ……A今俺の事…！！」

『えっ……あ、や！ご、ごめんなさい！なんだか、そう…呼んでいた気がして…………す、すみません伊達さん！』

伊「ｯ、っ……い、や…ｯ…………今後もそう呼んでくれよ、A」

『え、えと…………じゃあ伊達班長で…』

伊「おう…」

『(班長…か…………)』