【名探偵コナン】ただ下着を履き忘れただけなのに

8話 ページ8

『……わ、私の勝ち！！』

降「おいコラ、待て」

『ぎゃんｯ…！』





スクッと立ち上がりその場から逃げてやろうと思ったら足掴まれて顔面からダイブして地面とキスした。

お母さん…ファーストキスは土の味がしました……





降「だ、大丈夫か…？」

『………………痛い』

降「まさか受け身も取れないとは思わなくて……」

『(泣いたろか？今すぐお前の目の前で泣いたろか？？？)』





顔面の痛みなんてへでもねぇんだよ！
男女の差別が無いのはいいことだ、でもこれは話が違うじゃん！！責任取らせんぞ？！





『……な、何が不満です？！えぇ？！どんな形でも勝ちは勝ちでしょ？！何が不満だと！？！！』

降「えっ、あ！いや、不満とかじゃないんだ…！ただ……」

『なんすか！』

降「間違いなら悪い…A、お前どうして履いてないんだ？」

『ほわｯ』

降「い、いや、僕も詳しいとかそんなんじゃないんだけど……何となく、そう思ったんだ………」

『(鋭いなこの男…でも確信じゃなさそうだし誤魔化そｯ)それ……セクハラですよ。公開セクハラ』

降「えっ」

『実際ちゃんと穿いてますし、あの、そろそろ手を離してもらっても…？』

降「あっ、あぁ、悪い…」

『疑いをかけられてｯ…転ばされて……これで私の勝ちじゃないと？？？？』

降「え、ぁ……や…いや……僕の負けで…」

『でｯすよねぇ！よし！私の勝ちぃ！』

松「A！」

『わぅえ"ｯ…！』

松「次俺と」

『えｯ！？は、？！ちょｯ…！！』





降谷さんからの勝利に浸っていると松田に首根っこを掴まれ引き摺られる

待って待って！首閉まってる！死ぬ！私死んじゃう…！！
つーか何怒ってんだよこいつ！！
つーかその前に……





『顔洗わせろーー！！』





「顔面の痛みと、鼻から流れる暖かいものにそう叫ぶAであった」

『おいゆーき！！人の脳内に勝手にナレーション入れてんじゃねぇ！！！』

「てへぺろっ」

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