【名探偵コナン】ただ下着を履き忘れただけなのに

4話 ページ4

松「なぁ」

『話しかけないで貰ってもいいです？まじで』





デッキブラシを動かしながら松田から掛けられる声をことごとく無視し続ける。
ただでさえ出会いが最悪なのに話しかけるとかバカかこいつ。
あっ、なるほど。きっと履いてないことは知られてないんだ！さっき聞いた言葉は全部私の聞き間違えか！なんだなんだ良かったー！





松「お前なんでノーパ『ｯだあ！！！』……下履いてねぇんだ。」





うん。聞き間違えじゃなかったや！
誰か私を殺して





松「……1年のAは今日ノーパ！『やめろｯつってんだろ！！』俺の質問に答えてくれっなら黙っててやる。」

『………………朝急いでて履き忘れたの！！！なに？！悪い！！？！』

松「……は？それだけ？」

『だけですがなにか？！！』

松「じゃあ今も？」

『っわ！？///』

松「わっ、まじだ」

『なｯ！なに！すっ！んっ！のｯｯ！！この変態！！！///』

松「危ねｯ…！」





頭に来て松田から視線を外し振り向いていると急に下半身が涼しくなった。
振り返るとスカートを持ち上げながら手にデッキブラシを持つ松田の姿があり、手に持っていたデッキブラシを松田に向かって振りかぶった。





『しん！信じらんないｯ！普通スカート捲る？！ありえないんだけど！！！///』

松「尻の方だから良かっただろ？」

『さｯ、さいてー…！！///』

松「あー……でもそうか………」

『な…なにｯ……その顔…………ｯ！』





あからさまに何か悪巧みを思いついたような表情を見せられ嫌な予感がぶわっと全体に広がった。





松「俺はお前の弱みを握ったって事か……」

『まっ……なんｯ………まｯ、待って待って待って待って！！』

松「今日から俺の言うこと聞いてもらうぞ。A」

『ぴぇｯ…！！』





さ、最悪だぁぁああぁあぁあ！！

どうしてこんなことになるんだよ！！
ただ下着を履き忘れただけなのに…！！

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