【名探偵コナン】ただ下着を履き忘れただけなのに

12話 ページ12

『ぬおぉおぉぉおお！』





解き放て私の限界をｯ！！！
さっさとこの空間からおさらばするんだ！！！

やる気のなかった脳を全開にして、2人より多い課題を5枚6枚と止まることなくペンを走らせる。





『2枚ｯ……1枚ｯ…………ｯ……よっしゃぁあああ！！終わったぜぃらっせぃ！！』





ペンをバンッと机の上に叩きつけ、課題の為に出していたノートや教科書等をカバンの中に詰め込み、出来上がった課題を教卓の上に置き部屋から出ていこうとしたら腕をガシッと何故か掴まれた。





『おぅ……』

萩「ちょっと待った」

『なｯ！なにｯ…！何をう？！』

萩「打ち上げる所見ていかね？」

『……………遠慮します！』

諸「萩原、無理に後輩を巻き込まない」

萩「えぇ〜……じゃあ新入ちゃん。陣平ちゃんが握ってる、新入ちゃんの秘密……全生徒に話しちゃうけど…いい？」

『はいすみません！！打ち上げるのめっちゃ見たいです！萩原先輩の発明みたいです！』

萩「ふっ………よし！じゃあやるぞぉ！」

『おぉーー！』





神様仏様。
誰でもいいので私を伊達班の束縛から解放してくださいｯｯｯ！！
つーか松田ぜってぇ殴る！！！！！





萩「でな！ここに火をつければ先端からロケットが飛び出て空へ舞うって訳だ！ちなみにパラシュートが着いてっから地面に落ちたら回収するって訳。証拠も残らない」

『……で？火は？？』

萩「あっ」

諸「火なら昔の方法でなにかできるんじゃないか？よし、課題終わり」

萩「は？！俺まだ終わってねぇのに！」

諸「真面目にしないからだろ？さ、オレは巻き込まれる前に逃げよっと」

『誰が逃がすか！』

諸「えっ？！」

萩「諸伏ちゃんもこっち側だ！」

諸「ほ、本気……？」

『ふっふっふっ……火なら私が用意しよう！ここまで来たら巻き込まれてやろうじゃないの！！』





私の学校生活終わったな。
過去の過去まで引き継がれそうな気がします

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