【名探偵コナン】転生したら女で、しかも零の妹だった件について

じゅう３話 ページ13

『おっはよ〜！蘭ちゃん園子ちゃん！』




ママと登校中、前で歩いていた蘭と園子を見つけて声をかけた
繋がれた手を離して2人に駆け寄ると半泣きの蘭が居て目を丸くした

えっ、可愛い………
目ウルウルしてるぅ〜！あの空手チャンピオンにもこんな1面があったんですね、素敵ぃぃ……
じゃねぇわ！どうした蘭！！




園「あっ、Aちゃん」


『ど、どうしたの蘭ちゃん…！』


園「実は、蘭のお父さんが蘭のお名前バッチを壊しちゃって……それで……………」


『バッチ………それでどーしたの？』


蘭「きょ…うは………何も出来ないから、ってｯ…ｽｯ……ぅぅ…」




……ん？なんで？？
妃さんが作ってくれるはずだよな？？
んっ、んん〜………まあ深く考えるだけ無駄か！
楽しんだもん勝ちだもんな！こういうのは！




『………よし！蘭ちゃん！Aに任せて！』


蘭「…………えっ…？」




ここは俺が妃さんの変わりに作ってあげようでは無いか！！
あのバッチが欲しくて何度も作った俺の実力をとくと見やがれ！！！












































蘭「わぁあ〜！」


『へへん！』


園「Aちゃんすごーい！」




アニメで妃さんが作っていた、折り紙のさくらバッチを蘭に作り蘭に渡す
さっきまでの泣きそうな表情が打って変わって笑顔に変わる
アニメ見てから散々練習したかいがあったなぁ
ここまで喜んでくれるとは思ってなかったよ。泣きそｯｯ




『蘭ちゃんが笑顔になってくれて良かった！』


蘭「ありがとう、Aちゃん！」


『ｸｯ……どういたしまして！』




可愛いなぁおい。
叫びそうなのを我慢した私を褒めたたいて欲しいわ。
ちょっと出たけど。




園「あっ、Aちゃん、あいつ来たよ」


『…………ちょっといってくる』




園子に言われた方向を向くと前に俺を突き飛ばしたいじめっ子が居た
あの日の夜、零と謝るって約束しちゃったから死んでも嫌だけど！！
推しの言うことは絶対だもんなァ……




『ねえ。』


「……んだよ。」


『……前はドンッてしてごめんなさい』




少し嫌々ながらも謝るとまた顔を赤らめられた
ほんと、俺の顔好きだよな、お前……




「…………俺も悪かった」




おっ？素直じゃん君
本当はいい子？いいじゃん、嫌いじゃないよ




「……………そ、そこ邪魔だ！さっさと退け！！」



………………前言撤回するわ。
俺こいつ嫌い

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