【名探偵コナン】転生したら女で、しかも零の妹だった件について

さん話 ページ3

『あっ……あぁ〜………あぶｯ、あ〜あｯ』


「A。ママよ、まーま！」


『あぅっ……ぁっ……んぁー、あっ』




ちょっと圧が強いですお母様。
俺もね。こんな美人の母をママって呼びたいですよ。
でも待ってくれ……その圧は厳しいって。
言っときますけどね。俺20越えよ？？想像するだけで犯罪よ。予備軍並だからな？





零「A〜、お兄ちゃんは。にーにでもいいぞ！」


「ダメよ零、1番はママなんだから…！」


零「母さんでもここは譲らないからな！」


『あぁ…ぅ………』




なんだこれカオス。
零、言葉の練習をするからってひろとの約束蹴ってんじゃねぇよ！！
なんなら連れてこい！1番にひろ。って呼んでやる！！




『んい……だぁあ〜………』




さて、どうしたものか……
美人ママを呼ぶか、最推しの零を呼ぶか……
俺的には？母の喜ぶ声が聞きたいが？推しの喜ぶ顔もみたい。
てかひろ連れてこい。すぐ呼んでやっから。




『だぁーあ！』


零「A。にーには、にぃに」




え、待って。そんな悲しそうな顔しないでもらっていい？？
なんか罪悪感で持ってかれそうなんだけど？！

…………………すまない、母よ…
俺、これ以上推しの悲しそうな顔見たくないんだ…！




『んっ、い……い〜、ぁっ………うぅ、ぃ……』




ちょっと待ってね零
俺も頑張ってるんだけどね。話せないのよ……表情筋が全然動かなくてさ。
舌も全然回らないのよ。舌が短いからかな？自虐ネタも辛いもんだよ？？
もうちょい頑張ってみっか……




『んぅい……ぁ……うぅ………い〜……』




あっ、いけそう




『んぅい……ぃ………んに、にぃー…い……にぃーに！』




おっ！言えた！！
零言えたよ！ほら！！




零「っ…！！A！も、もう1回！もう1回呼んで！僕のこと！」


『にぃに…！』


零「ｯｯーーーー！！か、母さん！今Aが僕のこと呼んだ！」


「……………そうね。良かったじゃない零！」


『んまっ……ｯ、まんま…！まぁま！』




零を呼んだ時、美人母の一瞬悲しそうな表情が見え
一点集中で母を呼んだ。

パッと目を見開いて、目に涙を溜めて俺を持ち上げ抱きしめる
ギュッと圧迫され『んぶっ』っと声が漏れる
でも母のすごく嬉しそうな顔を見て心做しか満足したのでよしとすることにした。

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