【名探偵コナン】転生したら女で、しかも零の妹だった件について

じゅう８話 ページ18

園「Aおはよう！」


『おはよう……園子ちゃん………』


園「……その様子じゃ、またダメだったのね」


『うん……本気だって伝えたのにーー！』


園「やっぱり手強いわね、そのお兄さんの幼馴染」


『ひろくん……Aじゃダメなのかな〜………』



新「ガキだからだろ」




ガックリと肩を落としていると後ろから新一の声が聞こえてくる
相変わらずの仏頂面に俺は頬を膨らませる




『新一くん酷い！』


新「高校生が小学生を彼女にするわけないだろ」


『世の中に年齢なんてかんけいない！！』


園「そうよそうよ！恋に年の差は関係ないの！大事なのは思いよ思い！！」


『だよね園子ちゃん…！！』


園「うん！それしかないじゃない！！」




珍しく意気投合した園子の手を握り だよねだよね！ と互いに言い合う
ひろのことになると本当に女子みたいだな俺……




『それに、ひろくん……後3年で警察の学校行っちゃうんだもん…1年会えなくなっちゃうのやだ…………』


新「…………ｯんなもん、どうにか埋まる差じゃねぇだろ。それにそんな年上じゃなくてお、俺とか……」


蘭「あっ！2人ともおはよー！新一もおはよう。」


園「蘭！おはよっ！」


蘭「おはよう園子」



問題はそこなんだよ……
ひろが警察学校に入学する前に何とかこれを本気だって分かってもらわないといけない。
警察学校に入学する頃は、俺はまだ小学生……
卒業する時もギリ中学生に上がるか上がらないか。

卒業後も付き合える可能性が低い、ひろが俺の思いに答えてくれるならいいんだけどな〜……
小学生は流石に対象外なんかね…………




『あっ、そういえば新一くん何か言おうとしてなかった？』


新「べ、別にしてねぇよ！ばーか！！」


『あー！バカって言ったーー！！』


新「だぁあ！俺先に行くからな！！」


『こらー！謝れーー！』




走っていく新一に両手を上げながら叫ぶ
プクッと頬を膨らませていると後ろから肩をガシッと掴まれる




『ｯ、な、ん！？ど、どうしたの蘭ちゃん、園子ちゃん』


園「Aちゃんは、幼馴染のことが好きなんだよね！」


蘭「Aちゃん、新一と仲良いけど……新一の事、好き…なの……？」


『……え、いやないない！Aの好きな人はひろくんだけだもん！死んでもない！』


蘭「そ、そっか…！！」




俺のガチ恋推しは死んでも、これからもずっとひろ限定だ！
誰がなんと言おうが曲げてらやらねぇ！！

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