【名探偵コナン】俺より勝る "男は" いない ２

私の負け ７ ページ17

『ｯ！ちょ、もう少し優しく出来ないのかい』


松「自業自得だろ。それに俺は景の旦那とは違って怪我するほうだからな」


『おっと…それを言われると返す言葉もないな』


松「だろ？」


『でも、あれだろう？私がこの班に来てからおいたをすることが減ったそうだね。』


松「まて、それは誰情報だ」


『さぁ。誰からだろうね』



松田くんとたわいも無い話をしながら、新一くんを庇った時に出来た傷を手当てしてもらっている。
伊達班長に話を通して、萩原くん達をお風呂に連れて行ってもらった。

ひろとかオレがする！とか言ってたけど、流石班長。
上手いこと言って連れて行ってくれた

これで、松田くんと話すタイミングができた



『そういえば1度も電話くれなかったね。』


松「はぁｯ！い、今その話出すのかよ…！」


『あぁ。それとも好きな子には電話を出来ないタイプ？』


松「………………ｯｯ！？！！///」


『図星だ』



案外可愛いところはあるんだな……
それに、好きな子 に対して否定しない所もまた…………



『…………良かったよ。今後は気軽に電話できるんだから』


松「……は？」


『そのままの意味さ。好きな人じゃなくなる…ってね。』


松「な、んだよそれ！！」


『私は、松田くんをそう言う目で見たことは無い。』



こんな言い方ダメだって事はわかってる。
でも、松田くんはハッキリ言っておかないとダメな気がする
遠回しの言い方じゃなくって、ちゃんと。言葉で



『好きか嫌いかで言えば好きだよ。でもそれは零達と同じ感情でしかない。』



松田くんの目を真っ直ぐ見つめ、ギュッと手当された場所を握る。



『松田くんの気持ちには答えれない。』



期待をさせるような言葉も、行動も…
松田くんには申し訳ないって思ってる。
だからこそ、ちゃんと区切りをつけたい



松「やっぱり……萩原なんだろ。A」


『……………うん。』


松「……………正直、分かってた。俺の好きになるやつは萩原が好きだってやつが多かったからな」



もっと歪んだ表情を見せるのかと思っていた
予想外に松田くんは私に笑顔を向けた

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