32話 - 情報提供 ページ32
降谷side
諸「というわけで零。コナン君と一度会えないかな。彼の家で」
Aと景と合流し、何か聞く訳もなく出来事をなかったように話しながら僕らの家へと帰った。
景がAを部屋に連れ、リビングに戻ってきた後集まり今後について話し合う事にした。
Aの気持を聞き出した景の話によると、コナンくんから感じた匂いがAの過去の記憶を刺激したと…。
ただそれが、Aの決意を湧きたてた。
降「……何度か出入りはしてるから大丈夫だと思うが…ただ、薬品の匂いは一度もしたこと無かったぞ?一般的な事務所みたいな所だったし……」
伊「でもAが感じ取れるほどの匂いなら、俺達にも感じるはずだが……」
松「なら、あのガキが良く出入りしてる場所を調べてみるのが得策なんじゃねぇか?」
萩「だったらボウズとアイコンタクトを取って直接聞いた方がまだスムーズに話が進むと思うけど」
諸「零が信頼における人物で、何かと関りがあるとするなら素直に案内してくれるとは思わない」
松「…Aはもう寝てるんだよな」
諸「ん?あぁ…最後に寝たのを確認したから大丈夫。」
松「…そういえば、零、諸伏。お前ら以前に組織について俺達に話してくれたよな。ならそのネタって使えないか?あのガキも追ってるんだろ奴らについて」
諸「………Aを犠牲にしようって訳じゃないだろうな。松田。」
松「っ…!!」
松田が組織についてコナン君を揺すろう。と遠回しに提案した時、空気が一瞬で凍った。
あの時、僕がAを囮にしようとした時と同じ空気…
空気の出所である景の方に視線だけを送ると明らかにキレているのが手に取るように伝わってきた。
この雰囲気の景は、僕ですら少し怖気ずいてしまう…。
伊「と、とにかく落ち着け諸伏。お前も、もっと言い方を考えろ松田。」
松「わ、悪い……」
諸「で。どういう意味だ松田」
松「……あのガキが組織の情報を追っているなら、その情報を取引として使えるんじゃねぇかって…」
降「……コナン君が首を突っ込もうとしていたことは事実だ。それがどういう意図かは分からない、ただそれでは僕たちのリスクが大きすぎる」
諸「……それについては一度、零とオレで話すよ。だから今日は解散でいいかな。」
伊「…まあ、これは二人の問題だからな。決断が出たその時、また集まる形でいいんじゃないか?」
降「なるべく早く決断はするよ」
諸「……。」
↪︎
464人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネコ枕 - 景光落ち最高です..話も面白くてすごい好きです!! (1月14日 2時) (レス) @page47 id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2023年12月6日 19時