検索窓
今日:80 hit、昨日:116 hit、合計:34,799 hit

21話 - 記憶喪失 ページ21

『────────』





…………





『─────────』





………





『─────────ん"っ──』





ここは何処だろう…
シンプルな部屋にベットが一つ、その傍には机があり、その上に食べる物と飲み物が置かれていた
周囲に向けていた視線を下へと下ろす。
掛けられていた布を剥がし自分の体に視線を送る。





『─────寒い』





上から着させられた衣服。ぽやっとした思考に、フラフラとベットから立ち上がる。けれど、ガクッと膝から崩れ落ちカーペットの上に座り込む。
力を入れようにも何故か力が込められなくて首を横に傾けた。





『───────』





両手を見つめ、全身の力を最大に抜きカーペットの上に体を倒した
ふわっと全身を包み込む温かさに瞼を閉じる。

まるで雲の上にいるみたいで、凄く眠たくなる…

考える事をしなかった脳が深くなって行き意識を手放そうとした時、ガシャン!と強い音が聞こえ瞼をゆっくりと開いた





『──────誰…?』

?「A…ッ………目が覚め、ッ……………って!どうして床に…ッ!!」

『……………落ちたの……でも、立ち上がれなくて…』





身体を倒したまま目の前にいる男性の問いに返事を返した。
知らない人は私に「触るよ。」と一言断りを入れて私を抱きかかえた。そしてそのままベットまで移動しベットの上にゆっくりと下ろす





『………………ここ、どこ……?私は、貴方の何?、どうして私はここにいるの?』

諸「!…………オレは諸伏景光。君はAA……ぁ…っ…………Aは、オレの同級生で、一緒に住んでるんだ。オレと……あと3人と。」

『そう……………私は、何…?』





私の問いかけに理解が出来なかったのか首を横に倒される。
無言の空気に包まれたようで、考えが疎かな私でもダメな質問をしたんだなって脳が理解し男性から目をそらし、また視線を向ける





『ねぇ、教えて……私の事…。何も覚えてないの。』

諸「っ………分かった。まずは体力回復して、皆を紹介するよ…。それから話そうか。オレ達の想い出(物語)を、、、。」





そう告げ、諸伏さんが私を見つめる視線は、もの凄く悲しい目をしていた___

22話 - 近づいた→←20話 - 繰り返す



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
464人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ネコ枕 - 景光落ち最高です..話も面白くてすごい好きです!! (1月14日 2時) (レス) @page47 id: eb7a4a6b55 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2023年12月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。