【HQ】無気力な猫は烏になる

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武「Aさん」


『んむ…………あ〜…武田先生…』


武「今日は調子良さそうですね」


『んー…………です…か？』


武「僕が見る限りではそう見えますよ。」


『じゃあ……多分そう…………それで……私に用事ですか？』


武「今度の遠征合宿なんですが……東京の音駒高校に決まりましたのでその報告と、参加するかの確認になります。」


『！…………音駒……』





武田先生の話を聞いて少し困惑した。
まだ日も経っていないのに、あの高校に足を踏み入れるのはまだ嫌な部分もある…。
急にいなくなった私にどういうイメージを持っているのかが分からなかったから……。
………………でも…





『………参加…します。』


武「本当ですか！？」





それに、犬岡君たちにもまた会いたい…。
誘ってくれたのに断ってしまった事に対しても何も言えなかったし…
断ったのに、烏野の方でバレー部に入部したことも報告しておきたい……





武「Aさんが参加してくれるなら音駒対策も安心ですね」


『………どうして…？』


武「Aさんの観察眼は優れていて的確な助言を頂けるからですよ…。勿論、厄介ごとに巻き込まれそうになったら全力で私達が守りますので。」


『なる…ほど………』


武「詳細はまた後程お話しますので…呼び止めてしまってすみません。」


『…いえ………』





ペコっと武田先生に頭を小さく下げ、自分のクラスへと戻り机に顔をふせる。
あまり動いていないこともあって睡魔は無かったけど、なんとなく今は、寝てたい

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